【ラグビーW杯】追加招集の山中亮平 五郎丸氏の支えで復活「そこから前向きに」

2023年09月20日 21:35

ラグビー

【ラグビーW杯】追加招集の山中亮平 五郎丸氏の支えで復活「そこから前向きに」
会見する山中(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本―サモア ( 2023年9月28日    トゥールーズ )】 日本代表は20日、現在滞在中のモナコで、1次リーグ第3戦のサモア戦(28日、トゥールーズ)に向けて練習を再開した。ケガでチームを離脱したセミシ・マシレワ(花園)に代わり、追加招集されたFB山中亮平(神戸)も練習に初参加。練習後には会見に臨み、落選の失意から立ち直った陰に、あの大先輩の存在があったことを明かした。
 落選を伝えられたのはW杯前最後の国内テストマッチとなった8月5日のフィジー戦の直前。その時の心境については「落ちた時は悔しかったし、ショックは大きかった。どこかで(W杯に)行けるかなという気持ちはあったし、4年間その気持ちでやっていたので、外れた時は悔しかった」と吐露した。その試合もメンバーを外れていたため、放心状態で観戦。翌6日、愛する家族の待つ神戸の自宅に帰った。

 W杯代表発表が行われたのは、その9日後の8月15日。落選した事実は家族やチームメートらごく近しい人間にしか明かせない9日間を過ごし、「1週間くらい落ち込んだ。何も考えられなかった」という。そんな中で神戸を訪れてくれたのが、早大時代の先輩であり、日本代表でも一時期活動を共にした、15年W杯代表の五郎丸歩氏だったという。

 「神戸で会う機会があった。凄くポジティブになったし、まだまだ頑張らないといけないという気持ちになった。そこから前向きになった。ちょっとお酒も入っていたので(笑い)」
 代表のバックアップメンバーとして、8月下旬からは英国の選抜チームであるバーバリアンズに合流することも伝えると、「違う刺激もあると思う。頑張ってやっていけば、チャンスがあるかも知れない。しっかり準備をしてほしい」とも伝えられたという。

 バーバリアンズではW杯のことは忘れ、「ラグビーを楽しんで、次の目標に向けて、成長のためにプレーすることを意識していた」という山中。無念のマシレワを慮りつつ、「今につながった。呼ばれたからには、しっかりチームにコミットして貢献したい」と誓った。

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