スケボー草木ひなの　パリ五輪予選大会で初メダルから帰国「凄くうれしい」　新たな課題は食事面

2023年10月10日 17:21

スケートボード

スケボー草木ひなの　パリ五輪予選大会で初メダルから帰国「凄くうれしい」　新たな課題は食事面 — 世界選手権で銀メダルを獲得し、成田空港に帰国した草木ひなの Photo By スポニチ

　スケートボード・パークの24年パリ五輪予選対象大会第3戦を兼ねる世界選手権（ローマ）で2位に入った女子の草木ひなの（15）が10日、成田空港に帰国し、「銀メダルを獲れたのは凄くうれしいが、ミスもあったので悔しい気持ちもある」と振り返った。

　草木は過去2戦の選考大会で連続4位とあと一歩で表彰台を逃していたが、杭州アジア大会（中国）で金メダルを獲得した勢いでローマへ。今大会では空中で1回転半する「540」など、得意のエアを次々に決めて初の表彰台に立った。

　優勝したのは同じ中3で東京五輪銀メダルの開心那（WHYDAH　GROUP）。その差は1・34点と小差だったが、「練習からメーク率が高い。私にはないものを出せる。まだまだ差がある」と謙そんするが、草木自身も急速に力を付けている。次回の予選対象大会は来年1月にUAE・シャルジャで開催される予定で、「（開とは）違うところ（技）で頑張れれば」と話した。

　実は食事の面では好き嫌いが激しく、アジア大会に続いて今大会も「ご飯を全然食べられなかった。体調管理をもう少し気をつけないといけない」という。日本からお米を持って行くものの十分な量とは言えず、サラダ類も「ドレッシングに好き嫌いがある。ごまとシーザーしか食べられない」と苦笑い。今後の予選大会はおろか、パリ五輪も海外での試合となるだけに、「これからはちゃんとドレッシングも持って行く」と笑顔で話した。