TBS「SASUKE」五輪競技に採用 28年ロス五輪の近代五種で障害物レース新種目

2023年10月25日 18:46

五輪

TBS「SASUKE」五輪競技に採用 28年ロス五輪の近代五種で障害物レース新種目
2028年ロス五輪から「SASUKE」の海外版である「Ninja Warrior」を基に考案された障害物レースが五輪種目採用となった(C)UIPM Photo By 提供写真
 16日に行われた国際オリンピック委員会(IOC)で、1997年から放送を続けるTBSの大型特番「SASUKE」を基に考案された障害物レースを新たに加えた近代五種が2028年ロサンゼルス五輪の実施競技として採用された。
 近代五種は水泳、フェンシング、馬術、レーザーラン(射撃とランニング)の5種目で争う競技。このうち馬術については、国によって競技環境整備の問題や安全面が課題となっており、国際近代五種連合(UIPM)は2028年のロサンゼルス大会までに、馬術に代わる別の種目に変更することを検討してきた。

 そして、このたび、IOCによる協議を経て、TBSの人気番組「SASUKE」の海外版である「Ninja Warrior」を基に考案された障害物レースが、馬術に代わる新しい種目として採用されることが決定した。

 障害物レースについては、昨年テスト大会が4度実施された。TBSから「Ninja Warrior」の撮影セットを貸し出し、大会によっては雲梯に似た器具や、反り返った壁などが障害物としてコース設定され、タイムを競う形式で行われた。

 この新しい種目を取り入れたことにより、近代五種はオリンピック競技の中で最もエキサイティングで親しみやすく、人気のある競技の1つとなる可能性を秘めている。

 国際近代五種連合専務理事・Shiny Fangのコメントは以下の通り。

 テレビにおける『Ninja Warrior』現象のパイオニア現象のパイオニアであり、そのオリジナル番組『SASUKE』の発明者であるTBSからの継続的なからの継続的なインスピレーションは、UIPMがNinja(Warrior)スタイルの障害物レースを、広く認知されたスポーツとして、より発展させるための大きな力になると信じています。我々は『Ninja Warrior』以上の興奮とダイナミズムを五輪競技レベルで再現し、他の近代五種種目とシームレスに融合させることを望みつつ、2028ロサンゼルス五輪でのデビューを期待しています。

 TBSホールディングスホールディングス代表取締役社長・佐々木卓氏のコメントは以下の通り。

 SASUKEというテレビコンテンツがベースとなった種目が五輪に正式採用されたのは画期的なことだと思います。TBSとして大変光栄で喜ばしい事だと感じております。

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