渋野日向子 母国の声援を力に…正念場シード権争い勝ち抜く!「自信持ってプレーすることが必要」

2023年11月02日 04:30

ゴルフ

渋野日向子 母国の声援を力に…正念場シード権争い勝ち抜く!「自信持ってプレーすることが必要」
渋野日向子 Photo By スポニチ
 【TOTOジャパンクラシック 】 国内唯一の全米女子プロゴルフ協会公式戦で、日本女子ツアーも兼ねるスポニチ主催「TOTOジャパンクラシック」は2日、茨城県の太平洋クラブ美野里C(6598ヤード、パー72)で開幕する。19年AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(24=サントリー)は1日、プロアマ戦で9ホールをラウンド。母国の声援を背に、正念場を迎えたシード権争いを勝ち抜く決意を示した。
 クラブハウス前で振る舞われたピリ辛ソース味のたこ焼きを、渋野は「めっちゃおいしい!」と笑顔で頬張った。繰り上がりで出場切符をつかんだ一年に1度の日本開催の米ツアー。「出られたことが奇跡。日本にいられるってことが凄く幸せ」。24歳はテンションを上げて母国での一戦に挑む。

 「最近はいつも1日はズコーンってなる。ちょっとでも気持ちを上げて、自信を持ってプレーすることが必要。日本のお客さんの前でプレーできる喜びをかみしめながら頑張りたい」

 正念場を迎えている。現在の年間ポイントランクは81位で、同80位までの来季シード権の圏外。現時点で出場資格のある試合は、今大会も含めて残り2戦となった。「大事な残りの1試合を、日本でできるのは自分の中で凄く大きい」。この大会で20位以内に入れば、昨年の80位のポイントを超える。スコアメークのポイントは「自分の気持ち」。メジャー覇者の爆発力は知られるところ。ギャラリーの声援を力に変えて戦う。

 最後まで全力を尽くすパワーも得た。先月のラグビーW杯日本代表の姿に感銘を受けたという。アルゼンチン戦を見て「最後まで諦めない、残り1秒まで諦めない姿に涙腺崩壊しました」と明かした。直近3戦のアジアシリーズの最高成績は41位で、「ゴルフの調子も良くない。スイングもいろいろ考えないといけないけど、今は一日一日をこなすことに精いっぱいで…」と冷静に自身の状態を見つめる。ただ、渋野だって諦めるつもりは毛頭ない。練習場でスイングを映像で確認しながら、懸命に球を打ち込む姿があった。

 「一打一打、悔いが残らないようにしたい。泣いても笑っても2試合しかないんで、頑張らないとですね」。代名詞のスマイルがはじけるフィナーレにする。

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