霧島が17番「様子を見ながら」出稽古最終日は“控えめ”6日間で計165番「稽古すると自信がつく」

2023年11月09日 16:07

相撲

霧島が17番「様子を見ながら」出稽古最終日は“控えめ”6日間で計165番「稽古すると自信がつく」
時津風部屋で大栄翔(左)と三番稽古を行った霧島(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の大関・霧島(27=陸奥部屋)が9日、福岡県志免町の時津風部屋に出向き、幕内・正代(32=時津風部屋)、錦木(33=伊勢ノ海部屋)、関脇・大栄翔(29=追手風部屋)の3人を相手に計17番取った。
 最初に正代と5番、次に錦木と3番取ってそれぞれ全勝。一気の押しやもろ差し速攻で相手を寄せ付けない内容が目立った。最後に大栄翔と9番取って5勝4敗。馬力で圧倒される相撲もあったが、まわしを取れば強さは健在だった。

 時津風部屋への出稽古は6日連続。25番、26番、27番、29番、41番と日に日に増やしていったが、この日は少し番数を抑えた。「昨日、一昨日と良い稽古をしたので。体の様子を見ながらやっている」と理由を説明。それでも、九州場所(12日初日、福岡国際センター)まで3日と迫った中での17番は十分な稽古量と言えるだろう。

 新大関として臨んだ名古屋場所はオーバーワークで背中を痛めて初日から3日間休場。秋場所前は師匠の陸奥親方(元大関・初代霧島)に休息を取るよう助言されながら調整した。今回は師匠の指示ではなく、自ら志願して休日を返上したり体の調子と相談して番数を抑えたりと調整。この日稽古を見守った師匠は「40番ぐらいやるっていうから見に来たんだけど…」と少しもの足りなさをにじませながらも「そのへんは本人に任せているので」と愛弟子の自己管理能力を信頼していた。

 初日までの残り2日は部屋で調整または休息に充てる予定。6日間で合計165番の“時津風部屋出稽古ウイーク”を締めくくった大関は「稽古すると自信がつくので気持ちも楽になってくる」と充実感を得た。

おすすめテーマ

2023年11月09日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム