札幌市 34年冬季五輪消滅…さらに38年も絶望の追い打ち 招致計画もはや白紙

2023年11月30日 10:24

五輪

札幌市 34年冬季五輪消滅…さらに38年も絶望の追い打ち 招致計画もはや白紙
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 国際オリンピック委員会(IOC)は29日、パリで理事会を開催し、30年冬季五輪の最優先候補地にフランスのアルプス地域、34年大会は米ユタ州ソルトレークシティーを選んだ。
 来年7月の総会(パリ)で冬季五輪初となる2大会同時決定は確定的となっており、30年招致を断念した札幌市は、34年開催の可能性も消滅。また、IOCは38年大会についても、スイスと優先的に対話することも発表したため、札幌市は42年以降の開催を目指すしかなく、もはや招致計画は白紙状態だ。

 札幌市は30年大会の招致でリードしていたが、21年夏の東京五輪に関する汚職、談合事件が大きく影響。国民の五輪熱が急速にしぼみ、今年10月には日本オリンピック委員会(JOC)とともに30年招致を断念し、招致目標を34年以降に切り替えることを表明していた。

 だが、その後のIOC総会で30年と34年大会の開催地を同時決定する方針を固め、札幌市の34年大会招致も絶望的に。今回の理事会では38年大会についても言及されるまさかの事態となった。

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