蝉川泰果が王手も18番ダボ「警戒していなかった…」 日本シリーズJTカップ

2023年12月02日 16:20

ゴルフ

蝉川泰果が王手も18番ダボ「警戒していなかった…」 日本シリーズJTカップ
<日本シリーズJTカップ・3日目>18番、ダブルボギーでホールアウトし、悔しい表情を見せる蝉川泰果(撮影・藤山 由理)  Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ第3日 ( 2023年12月2日    東京都 東京よみうりCC=7023ヤード、パー70 )】 2位で出た蝉川泰果(22=フリー)は2イーグル、3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの66で回り、68で回った中島啓太(23=フリー)と並んで、通算13アンダーで首位に立った。蝉川はアマ時代に日本オープンを制しており、今大会で勝てば22歳326日で日本タイトル2冠の最年少記録を達成する。
 良くも悪くも派手な1日だった。蝉川はスタートの1番パー4で残り94ヤードの第2打を50度のウエッジでそのまま沈めるイーグル。その後も順調に伸ばすと、17番パー5で2オンに成功し、この日、2度目のイーグルを奪った。この時点で2位の中島に2打差。しかし、最終18番パー3はまさかのダブルボギー。単独首位浮上とはならなかった。傾斜のきついグリーンで10メートルのバーディーパットがカップをかすめると、そのままグリーン下まで転がり落ち、アプローチも寄らなかった。18番は過去に何度もドラマの起きた名物ホール。「ピンに対して警戒していなかった。もったいなかった」と最終日に向けて教訓となった。

 最終日は石川遼、中島と最終組で回る。2人について「スター選手」と印象を語ったが、「自分が良いプレーをすれば、自分のことを凄いと思ってくれるギャラリーさんも、もっと増えると思う。そういったプレーをしたい」と主役の座を奪う考え。勝てば羽川豊の記録を抜く大会最年少優勝と日本タイトル最年少2冠達成となる。若き実力者は「(スターの)2人に挑んでいきたい」と力を込めた。

おすすめテーマ

2023年12月02日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム