【柔道GS東京大会】村尾三四郎がオール一本勝ちで優勝「自信になる」決勝では現世界王者を撃破

2023年12月02日 19:29

柔道

【柔道GS東京大会】村尾三四郎がオール一本勝ちで優勝「自信になる」決勝では現世界王者を撃破
<柔道グランドスラム東京大会第1日>男子90キロ級決勝、一本勝ちした村尾三四郎(上)(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【柔道グランドスラム東京大会第1日 ( 2023年12月2日    東京体育館 )】 男子90キロ級は、来年のパリ五輪代表に内定している村尾三四郎(JESグループ)が全5試合オール一本勝ちで優勝。海外の強豪選手を次々に破る好内容で制し、「厳しい戦いになるのは分かっていたが、我慢の戦いはできたことは良かった。強敵相手に勝てたことは自信になる」と振り返った。
 東京五輪王者のベカウリ(ジョージア)は出場しなかったものの、今年の世界王者マイスラゼ(ジョージア)、昨年の世界王者ボボノフ(ウズベキスタン)らが出場した、今大会屈指のハイレベルな階級。その中で村尾は初戦から裏投げで一本を奪うなど好調な滑り出しを見せると、準々決勝ではイゴルニコフ(ロシア=個人の中立選手の立場で出場)を大外刈りで撃破。決勝ではマイスラゼを延長戦の末、内股で鮮やかな一本勝ちを収めた。

 今年の世界選手権で3位に入った村尾だが、その後に左膝のじん帯を損傷し、今回が約半年ぶりの実戦復帰。初戦から技出しが早く、体の切れの良さも見せるなど好内容だったが、本人は「内容だけを見たら70点くらい。新たな課題も見えた」と厳しい自己評価。

 一方で男子日本代表の鈴木桂治監督は「ほぼほぼパーフェクトに近い戦いだった。(パリ五輪で)標的になるような選手をしっかり投げて勝ったのは大きな一歩」と称えた。

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