帝京大・相馬監督、優勝コメントなく「気持ちが先に飛んでしまった」 対抗戦3連覇も視線は全国へ

2023年12月02日 22:37

ラグビー

帝京大・相馬監督、優勝コメントなく「気持ちが先に飛んでしまった」 対抗戦3連覇も視線は全国へ
<慶大・帝京大>ハイタッチで選手たちをねぎらう帝京大・相馬監督(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビー関東大学対抗戦Aグループ   帝京大54―10慶大 ( 2023年12月2日    東京・秩父宮ラグビー場 )】 帝京大が3季連続12度目の優勝を決めた。慶大を相手にフランカー奥井章仁(4年)らによる計8トライの猛攻で54―10と快勝。全勝で勝ち点34まで伸ばし、同25で1試合を残している2位の明大を振り切った。就任2季目の相馬朋和監督(46)の下、全国大学選手権では23日の準々決勝(東京・秩父宮ラグビー場)から登場し、3季連続12度目の頂点を目指す。
 対抗戦3連覇を果たした瞬間から、帝京大フィフティーンの視線はすでに全国へと向けられていた。試合後の会見。相馬監督が冒頭で優勝に関するコメントではなく「慶大さんの気持ちのこもったタックルに(対して)受けに回ってしまうシーンが多かった」と真っ先に反省を口にすれば、同席したフッカー江良颯主将(4年)も「課題がまだまだ見つかった」と満足することはなかった。

 会見では対抗戦を戦い抜いた選手を称えつつ、試合を振り返りながら課題を指摘した相馬監督。終盤に報道陣から対抗戦3連覇に関するコメントを求められると、「(会見の)最初に対抗戦優勝に関するコメントがなかったせいで大変失礼しました。勝った瞬間から、もう気持ちが先に飛んでしまって、コメントができなかったことを反省しております」と話し、「対抗戦優勝はチーム一同、本当にうれしく思ってますし、対抗戦で優勝する価値は高い」と語った。

 試合後は喜びに浸ることなく、グラウンドで円になってミーティング。中心となって話す江良主将は仲間たちへ「対抗戦優勝というタイトルを獲れたことを誇りに思う」と語りつつ「これで満足してるやつはいるか?」などと問いかけ、目標を再確認させた。目指すは3季連続12度目の大学日本一。指揮官は「大学選手権に向けて、また一つ一つ積み上げながら頑張っていきたい」と見据えた。

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