中島啓太 来季は海外ツアー出場権&パリ五輪出場狙う 男子ゴルフ今季6冠!国内最強を手土産に

2023年12月05日 04:44

ゴルフ

中島啓太 来季は海外ツアー出場権&パリ五輪出場狙う 男子ゴルフ今季6冠!国内最強を手土産に
<2023ジャパンゴルフツアー表彰式>6冠のトロフィーを前にポーズをとる中島(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 日本ゴルフツアー機構は4日、都内で23年の男子ツアー表彰式を行い、3勝を挙げた中島啓太(23=フリー)が最優秀選手賞、賞金ランキング賞、平均ストローク賞、最優秀新人賞、バーディー率賞、ゴルフ記者賞の6冠に輝いた。
 スーツに蝶ネクタイ姿で壇上に立った中島は「6冠を頂いて自信になった。来季は海外に挑戦し、ゴルファーである前に、一人のアスリートとして子供たちの憧れになれるよう頑張りたい」と誓いを新たにした。

 MVP、賞金王とツアー1年目でいきなり国内最強の選手となった。しかし、息つく暇もなく、14日からは来季の米ツアー出場権を懸けた最終予選会に挑む。米ツアーの出場権を得るには5位以内が必要。「今はトップ5しか考えていない」と言うが、逃した場合でも、日本ツアー賞金1位の資格で欧州ツアーに参戦する意向。「逃げることはしたくない。どんどん挑戦していく」と世界に飛び出す覚悟だ。

 ゴルファーではなく、「アスリート」にこだわるのは「大谷翔平さんのように、違う競技でも誰でも知っているのが格好いいアスリート」というイメージがある。海外で活躍してこそ理想像に近づく。

 パリ五輪出場も視野に入れている。アマチュア時代に8年間ナショナルチームで日の丸のユニホームの重みを知るだけに「五輪への思いは強い」と現在、世界ランキング日本選手4番手から出場可能な上位2人へのランクアップを目指す。今年一年の漢字を聞かれると、金谷との賞金王争いを振り返って「戦」を選んだ23歳。24年も「戦う」スタイルは変わらない。

 ≪蝉川&金谷も視線は海外へ≫賞金ランク2位の蝉川と同3位の金谷はともに2冠に輝いた。最終戦を制した蝉川は来季も日本を主戦場とするが、海外に積極参戦する方針。「そこで1勝を」と目標に掲げた。またパリ五輪代表争いについても「めちゃくちゃ(出場を)見ている」と意欲を示した。金谷は来季、主戦場を欧州ツアーに移す。オフに向けて「練習あるのみ」と気合を入れた。表彰式壇上では青木功会長が、現役時代に尾崎将司、中嶋常幸ともに「AON」と呼ばれたことにちなんで、中島、蝉川、金谷を「NSK」と命名した。

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