【リーグワン】相模原の“タックル王子”坂本侑翼「何もさせたくない」南ア代表FLスミスとの再戦心待ち

2023年12月05日 17:10

ラグビー

【リーグワン】相模原の“タックル王子”坂本侑翼「何もさせたくない」南ア代表FLスミスとの再戦心待ち
開幕の花園戦に向け、熱のこもった練習に参加する相模原の坂本侑翼(中央) Photo By スポニチ
 ラグビーリーグワン相模原のフランカー坂本侑翼(ゆうすけ、25)が5日、神奈川県相模原市で行われたチーム練習後に取材に応じ、今月9日に開幕する新シーズンに向けて「個人としてはベストタックラー賞を目指したい。そこを目指して成功率を上げたい」と目標を掲げた。
 21年4月入社の社員選手でもある坂本は、チームが1部初昇格を果たした昨季開幕戦のBR東京戦で公式戦デビュー。レギュラーシーズンは計13試合に出場すると、見舞ったタックル数(成功数)は182で堂々の1位。1メートル76、95キロとFW第3列としては日本人でも小柄な部類に入るが、大きなインパクトを残した。

 そうした活躍が認められ、今年8月には世界の一流選手で編成される英国の伝統クラブ・バーバリアンズに初招集。W杯フランス大会を控えたサモア代表と対戦し、坂本自身も後半から途中出場。WTBベン・ラムに強烈なタックルを見舞い、結果的に相手を負傷交代に追い込んだ。

 「バーバリアンズではお酒ばかり飲んでいた」と苦笑いしつつも、世界の一流選手と刺激的な1週間を過ごした。坂本自身は英語をほとんど話せないが、仲間たちは孤立しないように気遣ってくれたといい、「一流選手はそういうところも凄い。つながりを持ってくれた」と大きな刺激を受けた様子だった。

 今季のリーグワンにも世界的プレーヤーが数多く参戦するが、坂本が対戦を心待ちにするのが、昨季も対戦した南アフリカ代表フランカーのクワッガ・スミス(静岡)。「去年も対戦して、ブレークダウンが凄かった。凄いなって、試合中に思ってしまった」というほど衝撃を受けたといい、「クリーンアウトして、何も仕事させたくない」とリベンジを誓った。

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