【リーグワン】相模原「自分たちには自分たちのやり方がある」他チームの大物補強にも動じず

2023年12月05日 16:02

ラグビー

【リーグワン】相模原「自分たちには自分たちのやり方がある」他チームの大物補強にも動じず
開幕の花園戦に向け、練習に熱の入る選手を見守る相模原のグレン・ディレーニー・ヘッドコーチ(中央奥) Photo By スポニチ
 ラグビーリーグワンの相模原は5日、今月9日の開幕初戦・花園戦(神奈川・相模原ギオンスタジアム)に向けて神奈川県相模原市で報道陣に練習を公開。気温1桁台の寒空の下、熱気のこもった練習で、1部昇格2季目となるシーズンへ仕上がりの良さをアピールした。
 昨季は初戦でBR東京から昇格初勝利を挙げると、第2節ではトヨタを2点差で撃破。第4節ではBL東京からも勝利を挙げるなど躍進したが、中盤戦以降は失速し、結果的には4勝1分け11敗の10位で入れ替え戦に回った。

 今季はトヨタからFW第3列の吉田杏が移籍。先月になって元U20イングランド代表のSOジェームス・グレイソンを獲得したが、最大の“補強”は「アタックコーチに(ジョー・)マドックが入ったことが一番変わったところ」とグレン・ディレーニー・ヘッドコーチ。昨季までBL東京でコーチを務めていたマドック氏を招へいし、プレシーズンから攻撃面を改革。指揮官は「まだ完璧ではないが、いいアタックができると思う」と手応えを語った。

 SH岩村昂太主将「去年はディフェンスは良かったが、アタックが(相手の)脅威になれてなかった。今年はアタックも脅威になれる」と手応え。プレシーズンはレスリングなども取り入れたコンタクトの多い練習メニューで鍛え上げ、長いシーズンを乗り切る体力面も強化。昨季は失速した反省があるだけに、「一貫性もある」と自信を示した。

 今季のリーグワンはW杯フランス大会で活躍した海外の大物選手が話題をさらうが、相模原は日本、海外ともにW杯戦士はゼロ。ディレーニーHCは「リーグが盛り上がるのは楽しみ」と他チームの補強を歓迎しつつ、「自分たちには自分たちのやり方があるし、それを大事にしている。心配はしていない」と断言。揺るぎない自信を胸に、アッと驚かせる戦いぶりを見せる。

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