日本勢初快挙のサーフィン松岡亜音が凱旋帰国「光栄だしうれしい」勢いに乗りパリ五輪代表入りの第一関門へ

2023年12月05日 21:09

サーフィン

日本勢初快挙のサーフィン松岡亜音が凱旋帰国「光栄だしうれしい」勢いに乗りパリ五輪代表入りの第一関門へ
サーフィンの世界ジュニア選手権女子18歳以下の部で優勝し、成田空港であいさつする松岡亜音 Photo By スポニチ
 サーフィンの世界ジュニア選手権の女子18歳以下の部で、日本勢として初優勝を飾った松岡亜音(18)が5日、開催地のリオデジャネイロから成田空港に凱旋帰国。団体戦などで獲得した金メダル計2個、銅メダル1個の計3個を首から提げ、「めちゃくちゃうれしい。(メダル同士が接触する)この音が気持ちいい」と笑顔で話した。
 中2だった19年に初出場し、今回が3回目で年齢制限により最後の出場だった松岡。25分ヒートだった決勝はほとんど波がなく、1本も乗れずに終盤を迎えたが、残り5分から逆転。男女各18歳以下、16歳以下と4つのカテゴリーで争われる大会で、日本勢が唯一金メダルのなかったカテゴリーを制し、「初めて出た時に先輩方(の活躍)を見ていた。初めての金メダルは光栄だしうれしい」と話した。

 ドバイを経由し約24時間を掛けて帰国したのもつかの間、今月下旬には来年のパリ五輪代表入りへの第一関門となる選考会(静岡)が控える。五輪予選を兼ねる来年2月のワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当、プエルトリコ)の日本代表入りを懸けた選考会で、すでに五輪代表に事実上内定した松田詩野(TOKIOインカラミ)の出場が決まっているため、残る出場枠は2。これを松岡自身や東京五輪銅メダルの都筑有夢路(木下グループ)ら、少数精鋭の計4人が争う構図だ。

 余勢を駆って選考会に臨めそうな松岡は、「サーフィンが五輪種目になったので、やっぱり出ることに意味がある。人生の大きな夢の一つなので、心から出たいと思っている」と闘志を燃やす。「パワーは他の選手よりあると思う。ご飯もいっぱい食べるので」と笑う18歳は、五輪会場となるタヒチ・チョープーとも相性がいいグーフィーフッター(右足前)。技術、体力、そして10歳で米西海岸へ単独武者修行してつちかったど根性で、夢をかなえてみせる。

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