島田麻央 2位発進も涙 ミス少ないSPで着氷乱れ 首位と0・81点差のフリーで「切り替え」

2023年12月08日 05:05

フィギュアスケート

島田麻央 2位発進も涙 ミス少ないSPで着氷乱れ 首位と0・81点差のフリーで「切り替え」
ジュニア女子SP、演技をする島田麻央(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケート・ジュニアGPファイナル第1日 ( 2023年12月7日    中国・北京 )】 開幕してジュニアの女子ショートプログラム(SP)が行われ、日本勢初となる連覇を目指す島田麻央(15=木下アカデミー)が68・27点で2位発進した。上薗恋奈(13=LYS)は67・87点で3位、中井亜美(15=TOKIOインカラミ)は65・04点で4位。辛智娥(シン・ジア、15=韓国)が69・08点で首位に立った。8日にフリーが実施される。
 トップと僅差の2位発進でも、島田はキス&クライで悔し涙を流した。前回覇者として今大会に臨み、最終滑走で迎えたSP。レディー・ガガの「Americano」に乗って冒頭からダブルアクセル(2回転半)、フリップ―トーループの連続3回転を成功させる。だが、後半の3回転ルッツで着氷が乱れたこともあり、自己ベストに5点以上も及ばなかった。

 3連覇した11月の全日本ジュニア選手権に続くSPのミスに「苦手意識がついちゃったかな」と声を震わせた。9月に開催されたジュニアGP第4戦大阪大会のSPでは、自己ベストを更新する73・78点をマーク。フリーでは、シーズンを通してトリプルアクセル(3回転半)と4回転トーループに挑戦し続けてきた。昨季からの成長を示してきた中、普段はミスの少ないSPで再び出遅れたこともあり、ショックは隠しきれなかった。

 年齢制限によって26年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪には出場できないが、五輪での金メダル獲得を目標に掲げる15歳。涙のスタートとなりながら、トップに立った辛智娥とは0・81点差で、大技2本を組み込むフリーで好演技を披露すれば逆転は可能だ。「切り替えて巻き返したい」。まだ連覇を諦めてはいない。

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