青学大・原監督「負けてたまるか大作戦」 100回目の箱根駅伝は譲れない!「史上最強」駒大に待った

2023年12月12日 04:40

駅伝

青学大・原監督「負けてたまるか大作戦」 100回目の箱根駅伝は譲れない!「史上最強」駒大に待った
(左から)駒大・藤田、中大・藤原、青学大・原、国学院大・前田、順大・長門の各監督。原監督が熱弁をふるう(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 第100回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)のエントリー発表会見と上位5校によるトークバトルが11日、都内で行われた。2大会ぶりの覇権奪回を狙う青学大の原晋監督(56)は恒例の作戦名で「負けてたまるか大作戦」を発令した。史上初の2季連続3冠へ王手をかけた駒大へ堂々の宣戦布告。佐藤一世(4年)、太田蒼生(3年)、黒田朝日(2年)の各世代エースを往路に集中投入し、序盤からリードを奪うプランを明かした。
 ひねりもしないシンプルな作戦名に、青学大の覚悟が詰まっていた。原監督が発令した「負けてたまるか大作戦」で駒大の2季連続3冠に待ったをかける。「駒大は史上最強軍団と認めざるを得ない」と敬意を表した上で「同じ大学生が戦っている。そう簡単に後ろに回るわけにはいかない。1区から先頭を譲るようでは私の心も折れる。前半から“負けてたまるか”という思い」と意図を語った。

 1万メートル27分台3人を擁する駒大に対し、青学大も十分な布陣がそろう。佐藤、太田、黒田といった各世代にエース級をそろえ、山上りの5区にも22年大会の総合優勝に貢献した若林宏樹(3年)がいる。1万メートル28分30秒以内が最多8選手をそろえ、20キロを超える箱根への対策も熟知しており「対抗できる布陣」と指揮官。「先頭に立ってレースがしたい。30秒以内でプレッシャーかけながらレースがしたい。(駒大の)1分前でレースするのが優勝への必須アイテム」とプランの一端を明かした。

 各校の順位予想では「往路優勝、復路優勝、総合優勝」と自信満々に書いたのは、青学大の原監督と駒大の藤田監督のみ。くしくも、今回と同じ出雲駅伝5位、全日本大学駅伝2位と続いた19年度には箱根駅伝優勝という吉兆もある。「そういう実績もあり、事実でございます。歴史は繰り返す」。監督歴20年を迎えた指揮官の率いる実力校が、駒大の最大の対抗馬として立ちはだかる。

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