宮城野部屋が大阪で稽古開始も“取材禁止令”北青鵬暴行事件の渦中…弟子たちの精神面を考慮か

2024年02月27日 17:12

相撲

宮城野部屋が大阪で稽古開始も“取材禁止令”北青鵬暴行事件の渦中…弟子たちの精神面を考慮か
大阪市天王寺区にある宮城野部屋宿舎の入り口には、取材を禁止する紙が張られた Photo By スポニチ
 大相撲の宮城野部屋が27日、大阪市天王寺区の宿舎で春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)へ向けた稽古を始めた。
 宮城野部屋に所属していた北青鵬による暴力事件が発覚し、23日の理事会で引退届が受理。師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)には2階級降格等の処分が科された。宮城野親方は監督義務違反等に問われて師匠の立場を外れ、所属する伊勢ケ浜一門の玉垣親方(元小結・智乃花=大島部屋)が師匠代行を務めて28日からの稽古を指揮する見通しとなっている。

 騒動の渦中で始まった大阪での稽古は非公開。宿舎の入り口には「稽古の取材等、一切お断りをさせて頂きます」「稽古見学はお断りさせて頂きます」と書かれた紙が貼られていた。厳戒態勢の“報道陣シャットアウト”は、騒動による弟子たちの精神的な影響を考慮したものと思われる。

 昨年8月末に左肩を手術して以来初めて関取に復帰した“令和の怪物”伯桜鵬(20)や、脊髄損傷の大ケガから再起を期す元幕内で序二段54枚目の炎鵬(29)ら注目力士が多い宮城野部屋。場所前の動向を見られないのは残念だが、まずは力士たちが相撲に集中できる環境をつくることを優先させたい。

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