関取復帰の伯桜鵬がまげ姿を初披露「思ったより似合っているかな」「より稽古に集中できる」

2024年02月27日 15:05

相撲

関取復帰の伯桜鵬がまげ姿を初披露「思ったより似合っているかな」「より稽古に集中できる」 — 力士会に出席し、初めてまげ姿を披露した伯桜鵬（撮影・前川　晋作） Photo By スポニチ

　大相撲の十両・伯桜鵬（20＝宮城野部屋）が27日、エディオンアリーナ大阪で行われた力士会に出席し、まげ姿を初めて披露した。

　入門から1年2カ月。「ようやくちょんまげが結えてうれしい。ようやくお相撲さんらしくなったかな」と実感を込めた。前日に初めて結ったばかり。自身の姿を見て「思ったより似合っているかな」と照れ笑いした。

　伯桜鵬の髪質は、実は天然パーマ。伸びた髪を自然なままにするとアフロヘアになるという。ざんばら髪が伸びてきた頃には「大相撲に入るまで人生で一度も髪を伸ばしたことがなくて、自分が天然パーマかすら分からなかったので“自分は天パなのか”とびっくりして笑っちゃった。早くまげを結いたいですね」と話していた。

　昨年初場所、幕下15枚目格付け出しで初土俵を踏み、いきなり7戦全勝で幕下を1場所通過。新十両昇進会見時は、まげが結えないどころか鬢漬け油も塗っていない丸刈り頭だった。昨年名古屋場所では新入幕ながら優勝争いに絡む大活躍。その後、左肩手術による2場所連続全休で幕下まで番付を落としたが、春場所（3月10日初日、エディオンアリーナ大阪）で関取復帰を果たした。

　新入幕だった昨年名古屋場所以来となる15日間の戦いへ向け、既に稽古は再開しているという。これまでは激しい稽古中はざんばら髪を振り乱していたが、まげを結ったことで「いちいち髪を直さなくていいので、より稽古に集中できるかな」と気持ちを高めた。

　先日、部屋の兄弟子・北青鵬による暴力事件が発覚。宮城野親方（元横綱・白鵬）は監督義務違反に問われて師匠の立場を外れ、所属する伊勢ケ浜一門の玉垣親方（元小結・智乃花＝大島部屋）が師匠代行を務める見通しとなっている。一連の騒動による精神的な影響もあるかと思われるが「僕はやることをやるだけなので」と相撲に集中する考えを示した。