関取復帰の若隆景「久しぶりに白まわしを締めて気分良い」若元春と6番 もろ差しのうまさ健在

2024年02月27日 17:54

相撲

関取復帰の若隆景「久しぶりに白まわしを締めて気分良い」若元春と6番 もろ差しのうまさ健在
若元春(右)と申し合い稽古を行う若隆景(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の再十両・若隆景(29)が27日、堺市西区の荒汐部屋で10番の申し合い稽古を行った。
 まず元幕内で西幕下7枚目の荒篤山(29)と4番。その後、兄の関脇・若元春(30)と6番続けて取った。素速くもろ差しの体勢を作る前さばきのうまさは健在。関脇相手に4勝2敗と互角以上の内容で強さを示した。

 関脇だった昨年春場所で右膝前十字靱帯断裂の大ケガ。手術と3場所連続の全休を経て昨年九州場所で幕下から復帰し、春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)で関取復帰を果たした。

 前日の番付発表で正式に十両力士となり、この日から関取の象徴である白まわし姿に。「久しぶりに白まわしを締めて気分も良いですね。気持ち的にも黒まわしの時と違います」と晴れやかな表情で充実感を漂わせた。

 大阪入り前は、小結・阿炎(29=錣山部屋)ら他の部屋の幕内力士とも稽古を重ねてきた。「少しずつ状態は良くなってきているのかな。徐々に番数も増やしていけたらと思います」。1年ぶりとなる15日間の戦いへ気持ちを高めた。

 西十両10枚目のため、13勝以上の大勝ちなら一気に幕内復帰の可能性も出てくる。それでも星数は意識せず「一番一番、自分の相撲を取りきること」と冷静に意気込んだ。

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