×

引退の宇野昌磨、2年後に五輪も「未練まったくない」 現役生活振り返り「良く頑張った」

2024年05月14日 15:08

フィギュアスケート

引退の宇野昌磨、2年後に五輪も「未練まったくない」 現役生活振り返り「良く頑張った」
<宇野昌磨競技生活からの引退報告>引退を報告する宇野昌磨(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 フィギュアスケート男子で18年平昌、22年北京と五輪2大会連続メダリストで、世界選手権2度制覇の宇野昌磨(26=トヨタ自動車)が14日、都内で引退会見を行った。
 会見冒頭、周囲への感謝を口にし、「プロとしてスケートを続けていくことに変わりはない」と話し、「今後とも楽しく応援してもらえるといい」とした。

 引退を考え始めたのは約2年前。ただ、自分が勝負のリンクに離れるイメージは湧かず、その時々を全力で過ごしてきた。昨年末の全日本選手権を終えた後、ステファン・ランビエル・コーチに「この次の大会(今年3月の世界選手権)で引退しようと思う」と伝えたという。

 22年3月の世界選手権で初めて金メダルを獲得。その後、同年7月には羽生結弦さんがプロ転向を表明、22年北京五輪で金メダルを獲得したネーサン・チェン(米国)も勝負のリンクを離れるなど、ライバルの動向も宇野の心を揺さぶった。「ともに闘ってきた仲間たちの引退というのを聞いて、寂しい、取り残されたというのもあって、考えるようになった」と明かした。

 まだ世界のトップで十分に戦える力を有し、26年にミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を控える中での決断。「未練は正直まったくない」とし、「これからまた自由にスケートやれるうれしさとともに、昔の映像とか振り返ってみても良く頑張ったなって。ここまで毎日、同じことを磨き上げられるのは素晴らしいことを成し遂げられた」と26歳は胸を張った。

 ◇宇野 昌磨(うの・しょうま)1997年(平9)12月17日生まれ、名古屋市出身の26歳。5歳でスケートを始め、ジュニア時代から主要国際大会を制覇。シニアでは全日本選手権16~19年4連覇を含む男子歴代2位に並ぶ6度優勝。19年四大陸選手権、22年にはGPファイナルも制した。1メートル57。

おすすめテーマ

2024年05月14日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム