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新十両・栃大海「毎日が初日だと思って」のびのび3連勝 4日目は阿武剋と新十両全勝対決

2024年05月14日 20:16

相撲

新十両・栃大海「毎日が初日だと思って」のびのび3連勝 4日目は阿武剋と新十両全勝対決
<大相撲夏場所3日目>勝ち名乗りを受ける栃大海 (撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所3日目 ( 2024年5月14日    東京・両国国技館 )】 新十両の塚原改め栃大海(24=春日野部屋)が千代丸(33=九重部屋)を破って初日から3連勝とした。
 立ち合い踏み込み勝って右差し左おっつけで前に出て一方的に寄り切り。初日と2日目は下がりながらのはたき込みだったため「今日は前に出る良い相撲が取れてよかった」と好内容に納得の表情を浮かべた。

 初土俵から2年で十両昇進チャンスの幕下5枚目以内まで番付を上げたが、そこから昇進を決められず一進一退の日々を繰り返すこと4年半。先場所、自身7度目の幕下5枚目以内の番付でようやく関取の座を手中に収めた。苦労した分、着実に実力をつけてきたのは確か。「自分でも何でだろうと思う」と不思議なほど、のびのび相撲が取れているようだ。

 初めて臨む15日間の戦い。「15日間と考えると(考えが)重くなってしまうので、毎日が初日だと思って切り替えてやっています」。念願の関取昇進を果たし、大銀杏姿で力を存分に発揮した。

 同じく新十両の阿武剋(24=阿武松部屋)も3戦全勝。左四つで両まわしを引き付けて欧勝海(23=鳴戸部屋)を力強く寄り切った。幸先の良い滑り出しにも「あと12番あるのでまだまだ遠い」と気を引き締めた。

 あす4日目は、栃大海と阿武剋が3戦全勝同士で対戦する。元気な新十両対決に注目が集まる。

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