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5歳でスケート始めた宇野昌磨「まさか僕が」華々しい成績に“他人事”「彼はよくやったと思います(笑)」

2024年05月14日 14:14

フィギュアスケート

5歳でスケート始めた宇野昌磨「まさか僕が」華々しい成績に“他人事”「彼はよくやったと思います(笑)」
<宇野昌磨競技生活からの引退報告>引退を報告する宇野昌磨(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 フィギュアスケート男子で18年平昌、22年北京と五輪2大会連続メダリストで、世界選手権2度制覇の宇野昌磨(26=トヨタ自動車)が14日、都内で引退会見を行った。五輪で手にした3つのメダルを含むこれまでの成績については「まさか僕が…」と振り返り、周囲への感謝を語った。
 宇野は9日に自身のSNSで現役引退を表明。「5歳の時にスケートと出会い、21年間続ける事ができ、素晴らしい競技生活を送れたことにとても感謝しております」とつづっていた。

 この日、5歳で始めたスケート人生を振り返った。ジュニア時代から主要国際大会を制覇。シニアでは全日本選手権16~19年4連覇を含む男子歴代2位に並ぶ6度優勝。22年、23年世界選手権で2連覇。五輪では18年平昌五輪銀メダル、22年北京五輪では個人、団体とも銅と、華々しい成績が会場モニターに映し出された。

 宇野は「まさか、僕がこういう選手になれると思ってなかったです」としみじみ。「まさか人前で、こうやってしゃべれる人間になれるとも思ってなかったので…フィギュアスケートに出会えて感謝とともに、驚きのことばかりですね。まさか、テレビで見ていたオリンピックの舞台に出て、まさかそこでいい成績を獲れるなんて、思ってもみませんでした」と振り返った。

 これらの結果については「僕は本当に周りの方、出会う人々に恵まれたなと思います。僕自身は自発的に何かをやる事もあまりなく、インドアですし…」と、結果は周囲のサポートによるものだと回顧。「“努力家”と言っていただけることはうれしいですが、そんなことも別にないので(笑)。本当に周りの方が、僕が好きなように、伸び伸びとできるようにサポートしてくださったことが、僕の全力がしっかり出せた結果が、この素晴らしい成績につながったと思います」と感謝を伝えた。

 続けて、「パッとうしろを振りかえってみると、本当に凄い道のりを歩んできたなと、今は実感しております」と感慨深げ。過去のインタビュー映像が流されると「凄く意識が高いなーと思いますね、今となっては(笑)」と自身を客観視。「彼は、よくやったと僕は思います」と語り、周囲の笑いを誘った。

 ◇宇野 昌磨(うの・しょうま)1997年(平9)12月17日生まれ、名古屋市出身の26歳。5歳でスケートを始め、ジュニア時代から主要国際大会を制覇。シニアでは全日本選手権16~19年4連覇を含む男子歴代2位に並ぶ6度優勝。19年四大陸選手権、22年にはGPファイナルも制した。

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