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元十両・朝乃若が幕下で2連勝 前日に急きょ弓取りデビュー「巡業と違う雰囲気で緊張した」

2024年05月14日 19:44

相撲

元十両・朝乃若が幕下で2連勝 前日に急きょ弓取りデビュー「巡業と違う雰囲気で緊張した」
<大相撲夏場所3日目>若ノ勝(左)を突き落としで下した朝乃若(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所3日目 ( 2024年5月14日    東京・両国国技館 )】 西幕下20枚目の元十両・朝乃若(28=高砂部屋)が若ノ勝(20=常盤山部屋)を下して2連勝とした。
 相手の激しい突き押しに少し後退したが、冷静にさばいて右から突き落とし。「圧力があるのは分かっていた。落ち着いていたかな」と関取経験者の余裕を見せた。

 2日目から急きょ、結びの一番の後に行われる弓取り式の大役を担っている。昨年10月の秋巡業中に、高砂部屋付きで巡業部副部長の若松親方(元幕内・朝乃若)から打診され、今年の春巡業から弓取りを行うようになった。「まだキャリア浅いんですけどね」と苦笑いしながらも、いきなりの“本場所デビュー”。「巡業とは違う雰囲気だったのですごく緊張しました。クライマックスの絶頂の雰囲気に飲まれないようにしました」と振り返った。

 関取経験者が弓取り式を務めるのは極めて異例。それでも「なかなかできることではない貴重な体験。言われたからにはしっかり練習して頑張りました」と前向きに話した。

 “本業”の相撲でも、三段目に転落した昨年秋場所から4場所連続勝ち越し中。十両の土俵を沸かせていた頃の力が少しずつ戻ってきた。弓取りを務め、もう一度「関取」を目指して行く。

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