琴ノ若、新大関場所へ調整急ピッチ 霧島と連続15番でいきなり8連敗も「稽古場ですから」

2024年03月05日 14:49

相撲

琴ノ若、新大関場所へ調整急ピッチ 霧島と連続15番でいきなり8連敗も「稽古場ですから」
三番稽古で火花を散らす霧島と琴ノ若(右) Photo By スポニチ
 新大関・琴ノ若(26=佐渡ケ嶽部屋)が5日、大阪府松原市の部屋で二所ノ関一門の連合稽古に臨み、時津風一門ながら出稽古にきた大関・霧島(27=陸奥部屋)と連続15番の三番稽古など計22番と充実の稽古を行った。
 初場所後、大関昇進して初めて2日間にわたった連合稽古の主役を張った。同じ二所ノ関一門の大関・貴景勝(27=常磐山部屋)はカド番ながら、首の痛みのため連合稽古をこの日も欠席。一門の番付最上位として、「番数をできるだけ多く、というのを考えていてできた」と手応えをにじませた。

 ただ、小結・錦木(33=伊勢ノ海部屋)らと連続7番取った後の霧島との三番稽古では最初の相撲からいきなり8連敗。その後、勝ち負けを繰り返したが3勝12敗に終わった。

 琴ノ若が連続7番取った後、霧島が連続9番取り、その間は一息つく時間があったことを思えば物足りなさは否めない。前日4日、連合稽古1日目も霧島との三番稽古は3勝8敗。大関昇進がかかった先場所14日目、霧島を寄り切って12勝目を挙げ、昇進へ前進したが、それでも本場所での対戦成績は3勝8敗。

 苦手克服へ、本土俵を見据えた駆け引きがあったのか「稽古場ですから」と勝敗にはこだわらず、攻略の糸口が見つかったのか?との問い掛けにも「内緒です」と笑顔で真相を覆い隠した。

 10日初日の春場所(エディオンアリーナ大阪)まで残り5日。「“大関”と声を掛けてもらえる。その人たちにいい姿を見せられたらいい」と戦闘態勢を整えつつある。

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