【柔道】パリ五輪代表・高山莉加「ちょっと自信に」1年ぶり国際大会Vから帰国　ミセス新曲には興奮気味

2024年03月05日 16:50

柔道

　柔道女子78キロ級で、今夏のパリ五輪代表に内定している高山莉加（三井住友海上）が5日、グランドスラム（GS）タシケント大会を終えて成田空港に帰国。今大会に4人が出場したパリ五輪代表組では唯一の優勝を飾り、「粘り強く戦うことをテーマにしていた。組み合わせはなかなか厳しかったが、粘り強く戦えたことが勝因」と振り返った。

　昨年12月に五輪代表に内定後では初実戦。準々決勝は昨年世界選手権3位のベランディ（イタリア）、準決勝は東京五輪銅メダルのワーグナー（ドイツ）を破るなど、強豪を破り「世界の舞台（五輪）に近い試合で、大事なところで勝てたので良かった。しぶとく相手の強みを殺して、自分の強みを相手にぶつける気持ちでやった。それができた」と話した。

　高山はパリ五輪の男女計14階級の代表で唯一、五輪と世界選手権のいずれの出場経験もない。実績や経験不足との声も耳に入ってくる中で、五輪イヤーの国際大会優勝は大きな自信になったようで、「もし今回負けたら、“あいつを選んだのが間違えだった”みたいに思われるのが不安だった。ちょっと自信にはなった」と胸を張った。

　ロックバンド「Mrs.　GREEN　APPLE（ミセス・グリーン・アップル）」の公式ファンクラブ「Ringo　Jam」に入るほどのファンを公言。自身の試合が行われた3日はミセスのファンクラブツアー最終日で、4月にスタートするテレビアニメ「忘却バッテリー」のオープニングテーマに新曲「ライラック」が決定したと発表になった。この一報に興奮気味で、試合前は必ずミセスの曲を聴いて気持ちを高めるという高山は「野球漫画の（アニメ化）曲なので、絶対に私に合うと思う。野球は全然興味ないんですが」と早くもプレーリスト入りを宣言した。