入江陵介 引退会見「やり過ぎるまで、よくやったね」 北島康介氏突然の登場に涙
2024年04月04日 04:45
競泳
0歳から水泳を始め、五輪では3つのメダルを獲得した。限界まで戦い抜いた34歳は、先月の五輪代表選考会で背泳ぎの100メートル、200メートルともパリ五輪に届かず。「できることはやり切った気持ち。ここが最後だなと思った」と決断。「(自分自身に)ちょっとやり過ぎたね、と言いたい。やり過ぎるまで、よくやったねと言ってあげたい」と涙ながらに語った。
現役にこだわり続けたのは、リレー種目への思いがあったから。12年ロンドン五輪では「康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」との合言葉で奮起し、400メートルメドレーリレーで銀メダルを獲得。「あの光景をもう一度見たいという気持ちでやってこられた」と言い「個人競技だけどチームの色を出すことで全体が良い結果が出る。そういったところを忘れずにやってほしい」と現役選手たちへ思いを託した。
今後は多方面でチャレンジをしていく。イトマン東進での後進育成、スポーツ関係の大学院進学を思い描く。さらに「アナウンサーが小さい頃からの夢」とも明かし「パリに行きたい。リポーターのオファーがあれば行きたい」と目を輝かせた。