宮城野親方 全国謝罪行脚へ 伊勢ケ浜親方が“説教” 弟子の「親御さんに会って」説明を

2024年04月04日 04:43

相撲

宮城野親方 全国謝罪行脚へ 伊勢ケ浜親方が“説教” 弟子の「親御さんに会って」説明を
伊勢ケ浜部屋へあいさつに訪れた(左から)宮城野親方、紗代子夫人、間垣親方(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の宮城野親方(元横綱・白鵬)が3日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋へ紗代子夫人や間垣親方(元幕内・石浦)らとともに出向き、伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)にあいさつした。元幕内・北青鵬による暴力事件の影響で宮城野部屋の無期限閉鎖、所属する力士や親方ら全員の伊勢ケ浜部屋転籍が3月28日の理事会で決定。それ以降初めて、転籍先へと足を運んだ。
 午前11時前に到着した宮城野親方は約1時間40分滞在し、師匠としての再教育を行う立場の伊勢ケ浜親方から“説教”を受けたという。その中で「全国回って親御さんに会ってきなさい」と、約20人の弟子たちの親に対して部屋閉鎖の経緯を自ら説明して回る“謝罪行脚”に出向くことを命じられた。

 東京都墨田区の旧宮城野部屋ではこの日、玄関に掛けられていた看板が取り外された。その様子を見て「寂しいですね」とつぶやく力士の姿もあった。急な引っ越し作業に追われて連日大忙しの力士たちは、7日に引っ越しを完了させてから伊勢ケ浜部屋の稽古に合流する予定という。

 今月1日付で伊勢ケ浜部屋の「部屋付き」となった宮城野親方は「一生懸命頑張るとも言えない状態ですけど…」と複雑な胸中を吐露。続けて「一日一日頑張るという思いです」と言葉を絞り出した。先行き不安な中での再出発。自身を慕う弟子たちのためにも、部屋の再興を信じて前を向くしかない。

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