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元学生横綱の草野が1勝1敗「優勝するつもりだったので」初日まさかの黒星も…翌日に炎鵬と験直し

2024年07月16日 20:32

相撲

元学生横綱の草野が1勝1敗「優勝するつもりだったので」初日まさかの黒星も…翌日に炎鵬と験直し
<大相撲名古屋場所・第3日>海乃島を押し倒しに破った草野(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所3日目 ( 2024年7月16日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 昨年の学生横綱でデビュー2場所目の西幕下29枚目・草野(23=伊勢ケ浜部屋)が海乃島(29=藤島部屋)を下して今場所の初白星を挙げた。
 立ち合い胸から当たって突き放すと、もう1度、2度体当たりではじいて一方的に押し出し。「本当はまわし欲しかったけど最終的には突き切れた。前に出れたので自分の相撲が取れた」と納得の内容だった。

 初日は大野城(28=高田川部屋)に寄り切りで敗れた。「もちろん優勝するつもりだったので、負けてどうしよう…ってなった」。デビュー場所を初日から6連勝した将来有望な元学生横綱は、まさかの黒星発進に動揺した。翌日、兄弟子の元幕内・炎鵬(29)が大ケガからの復帰戦となった序ノ口で黒星。その夜、験直しの意味を込めて一緒に食事に出かけた。「(炎鵬が)頑張っているのを見ると、自分も頑張ろうと力になります」。この日は炎鵬も初白星。互いに験直しが効いた。

 もう一人、兄弟子からの言葉が力になった。初日敗れた後、日大の2年先輩で今場所休場中の十両・尊富士(25)から「俺も去年の名古屋場所(東幕下17枚目で)初日負けてから6連勝してるから」と励まされたという。「最初負けてしまったので(来場所)15枚目以内に入るには6勝するしかない」と気持ちを切り替えて白星につなげ、ここからの連勝を誓った。

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