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池田向希、陸上3人目の2大会連続メダルならず7位 「力不足」も「3年間は決して無駄ではなかった」

2024年08月01日 17:00

陸上

池田向希、陸上3人目の2大会連続メダルならず7位 「力不足」も「3年間は決して無駄ではなかった」
<パリ五輪 競歩男子20km>ゴールする池田(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【パリ五輪第7日 陸上 男子20キロ競歩 ( 2024年8月1日    イエナ橋 )】 陸上競技最初の種目となる男子20キロ競歩が行われ、日本勢は21年東京五輪銀メダルの池田向希(26=旭化成)が1時間19分41秒の7位が最高だった。古賀友太(25=大塚製薬)は1時間19分50秒の8位、5000メートル競歩の日本記録保持者・浜西諒(24=サンベルクス)は1時間20分33秒の18位だった。ブライアン・ダニエル・ピンタード(29=エクアドル)が1時間18分55秒で優勝した。
 雷雨の影響で予定より30分遅れてのスタート。浜西が14キロ過ぎで先頭集団から後退し始め、日本勢は池田と古賀が先頭集団の10人に残った。集団はさらに8人に絞られ、16キロ地点を通過。17キロまでに古賀が集団から遅れ、池田もペースアップした4人についていけずに優勝争いから脱落した。

 タレントでモデルの”みちょぱ”こと池田美優のはとこ、池田は「パリで東京に続く2大会連続メダルを一番の目標としてやってきたので達成できなくて悔しい」と話した。後半5キロのスパート勝負は想定通りだったもののついていけず、「上位に入った選手たちに比べると力不足だったと思う」と自己分析。それでも東京からの3年間を支えてくれた人たちや多くの声援に感謝を述べ、「3年間やってきたことは決して無駄ではなかったと思う。そこは胸を張って言える」と言い切った。

 東京五輪では銀メダルで、22年世界選手権も2位。22年10月には練習拠点を東洋大から現在の東京・味の素ナショナルトレーニングセンターに変更した。「どうなっても自分の責任。誰にも迷惑かけないならやってみよう」。全て自分で練習を組み立て、1日20~30キロを消化する日もあった。自身の動画も徹底研究。「より一層追い込めた」と手応えをつかんでいたが、陸上では1932年と36年大会で2位だった男子棒高跳びの西田修平、92年大会2位、96年大会3位だった女子マラソンの有森裕子以来となる2大会連続メダルの偉業はならなかった。

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