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手負いの早田ひな 号泣、万感の銅!「自分を信じて戦うしかなかった」左腕痛み抱え魂の大奮闘

2024年08月03日 21:44

卓球

手負いの早田ひな 号泣、万感の銅!「自分を信じて戦うしかなかった」左腕痛み抱え魂の大奮闘
<パリ五輪 卓球女子シングルス3位決定戦>銅メダルを獲得し感涙する早田(左)(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【パリ五輪第9日 卓球 ( 2024年8月3日    パリ南アリーナ )】 女子シングルス3位決定戦で、世界ランク5位の早田ひな(24=日本生命)が、同8位のシン・ユビン(韓国)を4―2で下して銅メダルを獲得した。日本勢の同種目表彰台は、21年東京の伊藤美誠の銅メダルに続き、2大会連続となった。
 手負いの早田ひなが大一番で燃えた。1日の準々決勝で左腕に痛みが走り、前日(2日)の孫穎莎(中国)との準決勝は、患部にテーピングを巻く痛々しい姿でプレーして完敗。棄権すら頭をよぎる苦境で「さすがに限界を感じた」と話していたが、「どれだけのプレーができるかわからないけど、自分が後悔しないようにしたい」とシンとの決戦に闘志を高めていた。

 この日もテーピングを巻いてのプレー。第1ゲームは9―11で落としたが、第2ゲームは13―11と逆襲した。第3ゲームは7―10とされたが、怒とうの5連続得点でモノにした。

 第4ゲームも11―7。第5ゲームは落としたが、第6ゲームを制して歓喜の瞬間が訪れた。勝利が決まるとコートに座り込み、両手で顔を覆って号泣した。石田コーチも涙が止まらなかった。

 試合後は「一昨日の試合で腕を痛めてしまって、昨日はそのギャップで現実を受け入れられないままプレーして。今日も練習の時は同じような感じだったけど、最後ドクターに注射を打ってもらって、もしかしたらいけるかもって感覚になった。自分を信じて戦うしかなかった。神様にこんなタイミングでいじわるされると思っていなかった。銅メダルを見せられたらいいなって気持ちで戦った」と涙を浮かべた。

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