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柔道五輪3連覇のレジェンドがまさかの“参った”「分からない」金・角田夏実の得意技の秘密とは…

2024年08月15日 17:27

柔道

柔道五輪3連覇のレジェンドがまさかの“参った”「分からない」金・角田夏実の得意技の秘密とは…
<パリ五輪 柔道>金メダルを獲得した角田夏実(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 柔道女子の48キロ級で金メダルを獲得した角田夏実(32=SBC湘南美容クリニック)が15日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。頂点に導いた得意技「巴投げ」の秘密に迫った。
 ゲスト出演した男子60キロ級で五輪3連覇を達成した野村忠宏氏は、角田の巴投げの凄さについて「いや、分からないですよ」とまさかの“参った”。「もちろん技術、技に入るタイミングも入り方も、最後、足を使って手を使っての持っていき方も素晴らしい技術というのは分かるんですよ。ただ、角田選手が48キロ級に階級変更してから世界選手権3連覇しているわけですよ。世界中のライバルは角田の巴、角田の腕ひしぎ十字固め、この2つにフォーカスして研究しまくってるんですよ。その中で、なぜこんなにも面白いように決まるのかって、そこまで考えても分かんないんです」と付け加えた。

 「一二三選手も東京の時も強かったですけど、パリで勝つために組手であったり、足技であったり、色んな上積みをして、技のバリエーションを広げて2連覇してるんですよ」と同席した男子66キロ級連覇の阿部一二三の東京五輪からの変化を引き合いに出し、「角田選手、上積みしてないです」と断言。スタジオの笑いを誘った。

 話題を振られた阿部は「僕も分からないです。正直、全然分からないです」と苦笑い。野村氏は9月に自身が開催するイベントに参加する角田に「受けてみたい、投げられてみたいと思ってます。受けたら、なぜかっていうのが分かるので。その時に解明したいと思います」と意気込んでいた。

 笑いながら聞いていた角田は「巴投げ、かからなくなる時もあるんですけど、さらに方向を増やしたり、相手の受け方を研究して相手がどう対策してくるんだろうという上を対策しています」と説明。角田の巴投げには100通りあると言い、スタジオで実演した。その中で、足の指で道着をつかむ様子も。「教わったわけではなくて、柔術とかしてる時に男性としてると、腕だけだと力が足りないので足で対抗しないといけないなと思って。足でつかみ始めてから。つかんでる感じはあって、相手の骨盤とかをコントロールしたりとか」と解説した。

 これには、阿部も「初めて聞きました。足の指を鍛えてるのは前に聞いたりとかあったけど、足で道着つかむなんて、僕柔道今までやってきて聞いたことない」と驚きの表情。野村氏も「私も初めて見ました。上積みしてないって言ってすみません」と角田に平謝りし、「我々、技のバリエーションを広げていくことを上積みってなるじゃないですか。1つの技でここまで極めていくというのは、聞かないですよね。本当に特殊な感じです」と絶賛した。

 角田は「今回は五輪の前に巴でいくっていうのは大会前から決めていて。巴と十字でいって、巴投げというのを印象付けたいなと」と得意技にこだわって挑んだ五輪だったことも明かした。

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