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吉村大阪府知事母校の生野 接戦制し4年ぶり4回戦進出 上月が142球完投「バックに助けられた」

2020年08月02日 16:00

野球

吉村大阪府知事母校の生野 接戦制し4年ぶり4回戦進出 上月が142球完投「バックに助けられた」
<河南・生野>9回6安打4四球1失点で完投した生野の2年生エース右腕・上月 Photo By スポニチ
 【令和2年大阪府高等学校野球大会3回戦   生野4―1河南 ( 2020年8月2日    くら寿司スタジアム堺 )】 吉村洋文大阪府知事(45)の母校・生野が接戦をものにし、2016年以来、4年ぶりの4回戦進出を決めた。1回戦から3試合連続で先発した黒縁メガネの2年生エース・上月佳紀投手が6安打4四球1失点で完投勝利。気温34度を超える猛暑の中、1人で142球を投げ抜き「苦しい場面があったけど、バックに助けられました」と仲間に感謝した。
 自身も「緊張しないでおこうと考えて意識してしまう」と、課題に挙げる立ち上がりこそ、四球からリズムを崩したが、3回に2三振を奪って3者凡退に抑えると、本来の投球を取り戻した。直球に得意のスライダー、チェンジアップ、カーブを織り交ぜ、6回までに許した安打はわずか1本。7回には先頭打者に左越えソロを被弾し、さらに安打と四球で2死二、三塁としたが、最後は変化球で空振り三振に仕留めた。「先輩たちの夏を2年の僕が終わらせられない」。この日最大のピンチを乗り切った。

 次戦は再抽選の結果、上宮との対決が決まった。毎年新チーム結成直後の秋と夏の大阪府予選前に練習試合を組んでいる相手に対し、吉村健監督は「あまり嫌なイメージはない」と話す。2回戦の岸和田戦前には吉村大阪府知事からTwitterで激励されるなど注目を集めている。今回は激励のツイートはなかったが「次も勝って、また取り上げてもらえるように」と吉村監督。府内でも有数の進学校が強豪私学に挑む。

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