レッドソックス・沢村 初登板は2/3回1失点、2死後に乱れ押し出し四球「神経質になりすぎた」

2021年03月13日 06:18

野球

レッドソックス・沢村 初登板は2/3回1失点、2死後に乱れ押し出し四球「神経質になりすぎた」
レッドソックス・沢村 Photo By 共同
 【オープン戦   レッドソックス8―2レイズ ( 2021年3月12日    フォートマイヤーズ )】 レッドソックスの沢村拓一投手(32)は、12日(日本時間13日)のレイズ戦の5回から2番手でオープン戦初登板。初球から97マイル(約156キロ)を計測し7番打者テイラー・ウォールズを2ボール1ストライクから右飛。8番ジョー・オドムは2ボール2ストライクからスプリットで空振り三振に打ち取った。しかしながら9番のマイルズ・マストロブオニに二塁打を許し、上位打線を迎えると力んだ。1番ブレット・フィリップス、2番ランディ・アロザレーナ、3番ブランドン・ローに3連続四球、押し出しで失点したところで交代。審判の狭いストライクゾーンにも泣かされた。
 デビュー戦は2/3回を投げ、被安打1、1奪三振、3四球、1失点。球数は26球でストライクは10球だった。最速は97マイルだった。沢村を「カズ」と呼んでいるというアレックス・コーラ監督は試合前「今日は相手のスカウティングレポートとかは気にせず、ただ打者に向かって投げていってくれれば良いと伝えた」と話していた。

 沢村の試合後の一問一答は以下の通り。

 ――初登板を終えて。
 「いい緊張感はあったが、神経質になりすぎてしまったと思います。ツーベースの後、後続を打ち取れなかったのは深く反省しています」

 ――フォームなどで修正点は。
 「上半身が突っ込んでいた。それで腕が自分の感覚より遅れてきている。傾斜に関して、日本より硬いマウンドにアジャストしていかないといけない。硬いと動きを止めて加速させていくから、そこはアジャストしたい」

 ――メジャーのストライクゾーンに苦しんでいる。
 「試合を重ねるごとに、ここはストライクなんだ、ここはボールなんだと、特徴をつかんでいきたい。理解し吸収して、マウンドで表現できれば」

 ――(レフトの)グリーンモンスターによってピッチングの組み立ては変わるか。
 「もっと高低を使って投げないといけないと思う。3人目の打者にスプリットでファウルを取って、2ストライクから高めのまっすぐが少し甘く入りましたけど、差し込んでレフトフライと思った打球がフェンス直撃になった。打ち取った打球でもフェンスに行ったので驚きはありました」

 ――今日のピッチングで納得できた部分は。
 「まっすぐが97マイル、スプリットが94マイルなので、初登板でスピードに関しては十分。でもそれを操って制球できてこそピッチャーなので、そこは反省点です」

 ――フロリダでのキャンプ生活は楽しめているか。
 「楽しいし、刺激的です。でも環境の違いなどで疲れもある。慣れていかないと」

 ――食事は。
 「通訳が作ってくれるので、助かっています。お米も炊飯器を買って食べています」

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