中日・ビシエドがミラクル締めくくった 8回の決勝2ランで4点差大逆転

2021年03月27日 05:30

野球

中日・ビシエドがミラクル締めくくった 8回の決勝2ランで4点差大逆転
<広・中>8回2死三塁、中日・ビシエドは右越えに逆転の2点本塁打を放つ (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   中日7ー6広島 ( 2021年3月26日    マツダスタジアム )】 逆転劇のフィナーレを「開幕男」が飾った。中日・ビシエドが8回に決勝の逆転2ラン。開幕戦アーチは16年、昨年に続き3本目。和田一浩らの球団記録にあと1まで迫った。
 「開幕戦で良い場面でいいバッティングができ、勝つことができて良かった」

 0―4の8回、大瀬良を攻め立て、3点を奪ってKO。継投策に入った相手の3番手・ケムナの直球にファウルで粘った。フルカウントからの7球目、外角150キロを「大振りせず、バットに合わせた」。試合をひっくり返す弾丸ライナーが右翼席へ吸い込まれ、この回5得点の大逆転劇を完成させた。

 来日6年目の主砲は家族も竜の一員だ。少年野球チームで汗を流す長男のビシエド・ジュニアくん(11)が今年から中日が主催する「ドラゴンズベースボールアカデミー」に入校。時には自ら自家用車で送り迎えし、サポートする。さらに、長女のダイアナちゃん(7)も今月、チアドラゴンズが開くダンス教室を体験入部。「いつも家族が応援してくれる。大事な存在」。一家そろって竜党となり、支えてくれる家族に感謝する。

 広島での敵地開幕戦は9度目にして球団初勝利となり、与田監督も「良い数字はどんどん増えた方がいい」とご満悦。10年ぶりのリーグ制覇を目指す竜が最高の幕開けとなった。 (徳原 麗奈)

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