青学大1年生の佐々木泰が決勝2ラン 昨夏甲子園交流試合でも大会1号

2021年04月05日 17:21

野球

青学大1年生の佐々木泰が決勝2ラン 昨夏甲子園交流試合でも大会1号
<青学大・立正大>8回2死二塁、勝ち越しの2点本塁打を放ち、雄叫びをあげながら生還する青学大・佐々木(撮影・河野 光希) Photo By スポニチ
 【東都大学野球・第2週第1日   青学大4―3立正大 ( 2021年4月5日    神宮 )】 青学大の1年生・佐々木泰内野手(県岐阜商)がド派手な神宮デビューを飾った。「5番・三塁」で先発すると、同点の8回2死二塁から決勝の左越え2ラン。「泉口さんたちが作ってくれたチャンス。何としても打ちたかった」。無死一塁から泉口友汰主将(4年、大阪桐蔭)が犠打で築いた得点機に値千金の一撃を放った。
 今春リーグ戦はコロナ禍により1部7校の開催となったため、史上初めて3月中に開幕。入学式を終えていない1年生は規定により、試合出場が認められなかった。チーム3戦目で巡ってきた初スタメン。巡り合わせとはいえ、佐々木にとって忘れられない1戦となった。

 昨夏の甲子園交流試合、対明豊戦(8月11日)にも大会第1号をマーク。高校通算41本塁打のスラッガーとはいえ、大学デビュー戦で5番に抜擢した理由を安藤寧則監督(43)は「物おじしない、場慣れした雰囲気」と説明した。

 強心臓ルーキーらしく目標もドでかい。「井口さん(現ロッテ監督)のホームラン記録を塗り替えたい」。偉大な先輩が96年に樹立した24本塁打のリーグ記録更新を掲げた。「高校と大学。質の違う(投手の)ボールに最初はバットは折ったけど…」。実戦を重ねるうちに、自信が芽生え始めた。「まだまだすごい投手と当たると思うけど、自分のスイングをして、走者を還していきたい」。佐々木が神宮で力強い第一歩を記した。

おすすめテーマ

2021年04月05日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム