巨人　勝負強い！主砲・岡本和の決勝2ランで貯金14　ビエイラは球団タイの29試合連続無失点

2021年08月25日 20:48

野球

巨人　勝負強い！主砲・岡本和の決勝2ランで貯金14　ビエイラは球団タイの29試合連続無失点 — ＜巨・広＞8回1死一塁、勝ち越し2ランを放つ岡本和（撮影・会津　智海） Photo By スポニチ

【セ・リーグ巨人5―３広島（ 2021年8月25日東京D ）】逆転でのリーグ3連覇を目指す巨人は主砲・岡本和の勝ち越し31号2ランで最下位・広島を5―3で下して2連勝。3カードぶりとなる勝ち越しを決め、貯金を今季最多タイの14とした。3連敗を喫した広島は借金が今季最多タイの16にふくらんだ。

　巨人は通算6度目の先発でプロ初勝利を目指した21歳右腕・直江が初回に1点先制を許すなど、自己最短の1回1／3で6安打3失点KO。3回には岡本和、ウィーラーと2本の適時二塁打で3―3の同点に追いついた。だが、4回から7回までは安打が1本も出ず、6回に先頭・中田が四球で出塁して唯一の走者を出すも代走・重信がけん制球に引っかかって二盗失敗でチャンスの芽を摘んだ。

　だが、3―3のまま迎えた8回だった。この回から登板した3番手右腕・コルニエルから坂本が三振に倒れた後、丸が右前打で出塁。続く主砲・岡本和が初球の高め157キロ直球を左中間スタンドに叩き込んで勝ち越し、これが決勝点となった。岡本和の本塁打は3試合ぶり。投げては2番手左腕・大江が2回2／3、3番手左腕・高梨が2回を投げ、ともに無失点に抑える好投。畠、中川も無失点でつなぎ、最後は守護神・ビエイラがピシャリと抑えて5月3日の広島戦（マツダ）から29試合連続無失点とし、2012年に高木京介がマークした球団記録に並んだ。

　広島は巨人戦初先発となった20歳左腕・玉村が6回5安打3失点と力投。打っては1―1の2回に自ら右中間へ勝ち越しの2点適時二塁打を放つなど投打に奮闘したが、打線の援護に恵まれなかった。