神戸国際大付 9回2死無走者から猛攻4点の粘り実らず… 青木監督「選手たち凄いな、と感心した」

2021年08月26日 18:57

野球

神戸国際大付 9回2死無走者から猛攻4点の粘り実らず… 青木監督「選手たち凄いな、と感心した」
<近江・神戸国際大付>9回、近江にサヨナラ負けするも、笑顔を見せる神戸国際大付・阪上(右から4人目)(撮影・平嶋 理子)  Photo By スポニチ
 【第103回全国高校野球選手権 準々決勝   神戸国際大付6-7近江 ( 2021年8月26日    甲子園 )】 第103回全国高校野球選手権大会の第13日は26日、甲子園球場で準々決勝が行われ、4年ぶり出場の神戸国際大付(兵庫)は3大会連続出場の近江(滋賀)に9回サヨナラ6-7で敗れ、準決勝進出を逃した。
 素晴らしい、本当に素晴らしい粘りだった。4点を追う9回、それも2死無走者と追い込まれたが、神戸国際大付は誰一人としてあきらめていなかった。4番・武本が四球を選ぶと、青木監督はここから4連続で代打を送る。勝木が左前打でつなぐと、夜久の右前適時打でまず1点。さらに松尾の左中間への適時二塁打で2点差とすると、柴田が四球で2死満塁。ここで1番・関が右前2点適時打を放ち、ついに同点とした。しかし、直後に近江の7番・春山にサヨナラ打を浴びて、悔しい敗退。とはいえ、多くの高校野球ファンの心に刻まれる激闘を演じてみせた。

 青木尚龍監督は「本当に選手はよくやってくれたと思います。(9回の攻撃は)選手たち凄いな、こういうことができるんだ、と感心しながら見ていました」とうっすら笑みを浮かべて振り返る。惜しくも勝利には届かず。「こういう試合の最後の1点の重み。これで勝ち切ろうと思うと、相当な覚悟が必要なんだということを2年生以下の選手が感じてくれたと思うので、それが新しいチームに受け継がれていくと思います」と清々しい表情で甲子園を後にした。

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