智弁学園 逆転サヨナラで26年ぶりの夏4強! 決勝打の岡島「落ちてくれて本当に良かった」 

2021年08月26日 16:31

野球

智弁学園 逆転サヨナラで26年ぶりの夏4強! 決勝打の岡島「落ちてくれて本当に良かった」 
<明徳義塾・智弁学園>智弁学園・前川(右)はサヨナラ打の岡島の肩を抱いて笑顔(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【第103回全国高校野球選手権 準々決勝   智弁学園3-2明徳義塾 ( 2021年8月26日    甲子園 )】 第103回全国高校野球選手権大会の第13日は26日、甲子園球場で準々決勝が行われ、2大会連続出場の智弁学園(奈良)が同じく2大会連続出場の明徳義塾(高知)を9回逆転サヨナラで3-2で下し、準決勝進出を決めた。
 智弁学園は9回に1点を勝ち越される。しかし、その後の1死満塁のピンチを併殺でしのぎ、傾いた流れを引き戻した。直後の攻撃、先頭の垪和が左前打、続く森田がバントの構えからバスター成功の中前打で出塁すると、3番・前川が死球が無死満塁。ここで4番・山下も押し出しの死球でまずは同点とする。最後は5番・岡島が右前適時打を放って、逆転サヨナラ勝ち。岡島は「監督から『思い切って行け!』と言われた。詰まった当たりだったけど、落ちてくれて本当に良かったです」と喜んだ。

 小坂将商監督は9回裏の攻撃について、「ワンアウト満塁をゲッツーで切り抜けて、まだ1点だったんで、まだチャンスがあるかなと思っていました」と振り返る。無死一塁から2番・森田のバスターが成功してチャンス拡大。「バントのサインだったんですけど、(内野が)出てきたらバスターをかませと初回から言っていたので、思い切って行ったのが良かったと思います」と明かす。最後の岡島の右前にポトリと落ちるサヨナラ打については「落ちろ、という気持ちでした」と笑みを浮かべた。

 小坂監督がキャプテンだった95年以来、26年ぶりの夏4強。休養日を挟み、28日の準決勝では京都国際との対戦が決定した。「一つ一つしっかりやって日本一を目指すという気持ちで乗り込んできたので、次は5つ目の壁をしっかり乗り越えたいと思います」。サヨナラ勝ちで勢いは最高潮。一気に日本一へと駆け上がりたい。

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