パイレーツ筒香 激走で今季初三塁打 「6番・右翼」で出場

2021年08月28日 11:42

野球

パイレーツ筒香 激走で今季初三塁打 「6番・右翼」で出場
5回、ゴールドシュミットのライナー性の飛球を追うも捕球できなかった筒香(AP) Photo By AP
 パイレーツの筒香嘉智選手(29)が27日(日本時間28日)、ピッツバーグでのカージナルス戦に「6番・右翼」で、パイレーツ移籍後6度目のスタメン出場。カージナルス先発はベテラン左腕ハップ。ライトの守備につくのは初めてだった。
 第1打席は2回一死一塁、1―1から内角低めの89マイル(約143・2キロ)のシンカーを打って遊直。第2打席は5回無死二塁。1―0から82・8マイル(約133・2キロ)の外角低めスライダーを中越適時三塁打。背走するセンター、ベイダーの頭上を超えフェンス直撃。ボールは無人のセンターフィールドを転々とし、筒香は二塁ベースを蹴って三塁へ。三塁打は去年レイズで9月18日のオリオールズ戦で打って以来、メジャー2本目となった。

 第3打席は2死一、二塁のチャンス、2番手右腕ガルシア、3―2から99・1マイル(約159・5キロ)の外角高めシンカーを選んで四球、次打者の押し出し四球につなげた。第4打席は8回1死一塁、3番手右腕ガレゴス、3―2から86マイル(約138・4キロ)の外角低めスライダーに一ゴロだった。

 守備は初めての右翼手であるのに加え、困難な打球が続いた。初回カージナルス2番ゴールドシュミットの右中間寄りの打球は高いライトフェンスの一番高い部分を直撃、筒香はフェンスの真下まで追いかけ、センター方向に跳ねた打球に対応できず三塁打となった。4回は再びゴールドシュミットで、ライトファールゾーンへの大飛球、長駆の末、落下地点に入れず、低いフェンスに体をぶつけ、そのまま回転してフェンスの内側に落ちた。5回もゴールドシュミットのライナー性の飛球をライトポールの近くまで追いかけたが、グラブに当てただけで捕球できなかった。8回の4打席目を終え、試合は3―4で追いかける展開だったが、9回の守備は交代。試合はそのまま敗れた。

 なおこの日はペンシルバニア州にあったニグロリーグの往年の強豪チーム、ホームステッド・グレイズに敬意を表し、全員が「GRAYS」のユニフォームを着てプレーしていた。

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