新庄監督の信念に感化され…「世界が尊敬する日本人100人」Fumiya氏「フィリピンとの架け橋に」

2022年03月17日 13:38

野球

新庄監督の信念に感化され…「世界が尊敬する日本人100人」Fumiya氏「フィリピンとの架け橋に」
Newsweek日本版で「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれたクリエイターのFumiya氏 Photo By 提供写真
 先日、知人を介し、Newsweek日本版で「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれたクリエイターのFumiya氏(26)と知り合った。「普段は野球を見ない」というFumiya氏だが、日本ハム・新庄剛志監督がきっかけで野球にも興味が沸いてきたという。「人がやっていないことをやっているイメージ。ビッグボスのぶっとんだ感覚で新しいことをやるから、注目度が高まると思う」。新庄監督のさまざまな仕掛けにより、Fumiya氏のように野球に興味がなかった層が確実に野球に目を向けつつあるのは確か。野球人気拡大へ、新庄監督の取り組みが徐々に浸透しつつある証だろう。
 Fumiya氏は、男女4人ずつが共同生活するフィリピンの国民的番組のオーディションに合格し、19年から同番組に出演したことをきっかけにフィリピンでの人気が急上昇した。SNSの総フォロワー数は活動拠点を置くフィリピンを中心に500万人を超え、「フィリピンで最も有名な日本人」の肩書きを持つ。昨年8月にはNewsweek日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出。エンゼルス・大谷翔平、故・志村けんさん、歌舞伎俳優・市川海老蔵、プロゴルフ・松山英樹らとともに肩を並べる快挙だった。

 日本ハム監督就任前までインドネシア・バリ島で生活していた新庄監督とも東南アジアつながりで親近感が沸いたという。下積み時代は塩を振りかけただけのパスタが1日で唯一の食事だったこともあるFumiya氏は、毎日生きることで必死だった経験から「バリ島でセレブ生活をしているかと思ったら、意外とそうじゃなかった」と新庄監督の人間的な部分にも惹かれた。自身の信念に基づいてどんどんチャレンジの歩みを止めない新庄監督に興味を持つと、自然と野球のニュースを目にする機会が増えた。インフルエンサーとして「フィリピンにも日本の野球を発信していきたい」という。

 Fumiya氏の次なる目標は「日本とフィリピンの架け橋になること」。4月9日にはフィリピン共和国大使館もある東京・六本木に自身がプロデュースする「KAPE TAYO TOKYO」をオープンさせる。フィリピンのさまざまな地域のカフェとオンラインでつなぐプランもあり「コーヒーを飲めるだけじゃなく、エンターテイメントのある空間にしたい。常に新しいことに挑戦したい」という部分も常識にとらわれない新庄監督にどこか通じる部分がある。3月12日からは開業資金及び運営資金の一部をクラウドファンディングで募っている。

 新庄監督、Fumiya氏がきっかけとなってフィリピンに野球が広まるか。「おもしろい日本人がいる」という取っかかりもアリかもしれない。(記者コラム・東尾 洋樹)

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