阪神・秋山 尻上がりの今春最多7回98球 2軍プロアマ戦調整登板で3失点も4回以降零封

2022年03月17日 05:30

野球

阪神・秋山 尻上がりの今春最多7回98球 2軍プロアマ戦調整登板で3失点も4回以降零封
<練習試合 阪神・Honda鈴鹿>5回 2死二塁 栗原のライナーをキャッチする秋山(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【2軍練習試合   阪神2ー3Honda鈴鹿 ( 2022年3月16日    鳴尾浜 )】 阪神・秋山がHonda鈴鹿とのプロアマ交流戦(鳴尾浜)でいずれも今春最長、最多となる7回98球を投じ、8安打3失点。調整登板を終えた右腕は、苦笑いを交えながらポツリとつぶやいた。
 「(相手が)強かったです…。試合にかける執念というか。(ボールの)待ち方が全然違って、大変でした」

 初回の先頭打者にいきなり初球135キロ直球を左二塁打とされた。1死後に中越え適時三塁打、続く4番打者に中前適時打を浴びていきなり2失点。「前回真っすぐがよくなかったので、真っすぐの状態を確認できたら」と臨んだマウンドだったが、待っていたのは相手の徹底した直球狙い。「いろいろ投げていく中で、直球でファウルとかイメージしていましたけど、真っすぐしか待っていない。駆け引きがないというか、難しかった」。3回1死では2番・中川に135キロ直球を仕留められ、右翼席へのソロを被弾した。

 それでも2年連続2桁勝利の右腕。社会人チーム相手にやられっぱなしでは終わらなかった。「そういう待ち方なりの投球には切り替えながらやった」。変化球を効果的に織り交ぜたことで、4回以降は無失点。「フォークとかもしっかり投げられたし、カットとかもそれなりによかった。カーブもどの場面でも使えました」と汗をぬぐった。

 次回は22日からのウエスタン・リーグ、オリックス3連戦のいずれかで登板し、開幕2カード目の広島戦へ向かう。「あとは状態を上げていくだけ。しっかりいい状態に持っていけるように」と静かに先を見据えた。(阪井 日向)

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