エンゼルス大谷 新たなシーズンへの野望 サイ・ヤング賞へ意欲「もちろん獲りたい」

2022年03月17日 02:30

野球

エンゼルス大谷 新たなシーズンへの野望 サイ・ヤング賞へ意欲「もちろん獲りたい」
会見で意気込みを話す大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【大谷に聞く】
 ――キャンプ初ブルペン入りを終え、投手としての手応えは。
 「フィジカルも含め昨季の初めより良い状態で臨めている。少し開幕まで急ぎ足、駆け足である部分はあると思うけど、その中でできることをやりたい」

 ――ジョー・マドン監督は9勝&46本塁打を記録した昨季と同様の働きを期待する。
 「昨季と同じようにやろうと思ったら、なかなか難しい。そういう成績は残らないかなと思うので、もっともっと上を目指して頑張りたい」

 ――昨年のキャンプは二刀流として最後のチャンスかもしれないという思いで挑んだ。
 「(投打)2つやる、やらない関係なく、どの選手も毎年入れ替わりが激しい。毎年レギュラーの保証もない。毎年毎年、キャンプからしっかりと結果を出しにいく。そういう気持ちを持って頑張りたい」

 ――新人王、MVP、サイ・ヤング賞を全て受賞した選手は過去に2人だけ。サイ・ヤング賞への意欲は。
 「もちろん獲りたいなという気持ちはある。1年間しっかり(試合に)出ないとまずは見えてこない。(タイトルが)欲しい、欲しいだけでは獲れない。やらなきゃいけないことをまずはしっかりとやることが大事」

 ――オフに鍛えたフィジカルの手応え。
 「毎年改善するところはあると思うので、体重(約102キロ)はほぼ昨季のスタートと変わっていないけど、(持ち)上げる重量だったりとか、体の強さみたいなものは年々上がっている。それをプレーでつなげて出せるようにしたい」

 ――新労使協定により両リーグDH制が導入され、ポストシーズン(PS)進出球団が10から12に増えた。
 「ナ・リーグがDHになることは出場できる機会が増えることなので、個人的に考えれば良いこと。PSに関しては(ワイルドカードで)ギリギリで出るというよりは、地区優勝を狙って、チームが勝って出ることが理想的。まずはそこを目指して頑張りたい」

 ――23年オフに取得予定のFA権を見越した契約延長について。
 「シーズンに入っていくので、代理人に全部任せている」

 ――シーズン中に契約延長の話し合いをする予定は。
 「基本的には、代理人の方に話は任せて、シーズンに集中したい」

 ≪3人目の“3冠”達成へイチロー氏も期待を口に≫大谷はメジャー1年目の18年に新人王、昨季にはMVPを獲得した。サイ・ヤング賞を獲得した場合、この3タイトルを全て獲得するのは通算153勝の右腕ドン・ニューカム(元ドジャース)、同226勝の右腕バーランダー(アストロズ)以来3人目。18年には、当時マリナーズのイチロー(現・マ軍会長付特別補佐兼インストラクター)が「サイ・ヤング賞を獲った翌年に、ホームラン50本で本塁打王」などと期待を口にしていた。

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