西武・渡辺監督代行　コルデロの守備は「リスク覚悟」中村剛10年ぶりの一塁は「違和感なかったでしょ？」

2024年05月28日 21:04

野球

西武・渡辺監督代行　コルデロの守備は「リスク覚悟」中村剛10年ぶりの一塁は「違和感なかったでしょ？」 — ＜中・西＞険しい表情で試合を見つめる渡辺監督代行（撮影・椎名　航） Photo By スポニチ

【交流戦西武0ー3中日（ 2024年5月28日バンテリンD ）】 26日に成績不振で休養した松井稼頭央監督（48）に代わり渡辺久信監督代行兼ゼネラルマネジャー（GM＝58）が、指揮を執る“新生”西武は28日、交流戦初戦で中日と対戦。課題の貧打に泣き無得点で敗れた。

　チームに激震が走った“監督交代劇”から2日。最下位からの巻き返しへ再スタートを切った西武だったが、攻守に精彩を欠く結果となった。

　試合後、渡辺監督代行は久々の采配を「緊張しましたよ。なんとか勝てれば良かったけど、お互いカードの頭で好投手同士の対戦で、ミスが出てしまったのがひとつ大きなところだったのかな」と振り返った。

　「違和感なかったでしょ？」と、中村剛には10年ぶりに一塁を守らせるなど、随所に改革を見せた。「こういうセ・リーグのチームとの戦いになれば当然DHがないわけだから。今日はおかわり（中村剛）とコルデロに出てもらわないとと思った」と語った。

　そのコルデロの守備のミスが3回に失点のきっかけとなったが、「油断したわけじゃないと思う。今年何個か（ミスを）やってる。それは覚悟の上で使ってるんで。痛いミスではありましたけど、そこはリスクを背負ってます」と、この日1軍昇格で即スタメンとなった新助っ人をかばった。

　そして監督が代わり、選手たちの目の色が変わったかどうか問われると「皆さん、どうでした？」と報道陣に逆質問し、「（チームは上位を）追っかけるしかないわけだから。ファイティングポーズを取っていかないといけない」と選手たちの奮起に期待した。

　先発投手の今井を5回78球で交代させたことについては「これは3点リードされて、パ・リーグの戦いだったらまだ投げていたかもしれないけど、点を取りにいかないといけないところで、早めに仕掛けていかないと。これは仕方ない」と語った。

　敗れはしたが、まだ監督代行1試合目。「今日はなかなかチャンスもなかったですし。こればっかりはね」と切り替えた。