「渡辺西武」厳しい船出 貧打解消せず零敗 守備でも乱れ…昇格即スタメンのコルデロがミス 今井2敗目

2024年05月28日 20:50

野球

「渡辺西武」厳しい船出 貧打解消せず零敗 守備でも乱れ…昇格即スタメンのコルデロがミス 今井2敗目
<中・西>交代を告げにベンチから出る渡辺監督代行(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【交流戦   西武0ー3中日 ( 2024年5月28日    バンテリンD )】 26日に成績不振で休養した松井稼頭央監督(48)に代わり渡辺久信監督代行兼ゼネラルマネジャー(GM=58)が、指揮を執る“新生”西武は28日、交流戦初戦で中日と対戦。課題の貧打に泣き無得点で敗れた。
 チームに激震が走った“監督交代劇”から2日。最下位からの巻き返しへ再スタートを切った西武だったが、攻守に精彩を欠く結果となった。

 打線は中日の先発投手・高橋宏の150キロ超の直球とスプリットに苦しみ6回までわずか2安打に封じられる。7回に1死一、二塁とチャンスをつくるが、源田が痛恨の二ゴロ併殺打に倒れ得点を奪えなかった。

 先発投手の今井は好投を見せたが、3回に先頭の岡林の左前への打球を左翼・コルデロが後逸し二塁打になると、続く高橋宏が犠打。今井の三塁悪送球によりオールセーフに。自らのミスで1点を失うと、その後1死三塁でスクイズを決められ2点目を失った。4回にはディカーソンに今季初被弾となるソロ本塁打を浴び、5回3安打3失点で降板。2敗目を喫した。

 渡辺監督代行の公式戦采配は13年10月8日のロッテ戦以来。チーム最大の課題は得点力アップで、ここまで打率・214、118得点はともにリーグワースト。27日の会見で「ここ一番では思い切りも必要。攻撃陣で何とか1、2点をもぎ取る。相手チームにとって西武はいやらしいチームだと思われるようなチームをつくっていきたい」と話していた。

 その言葉通り、この日1軍昇格したコルデロを即スタメン起用するなどテコ入れを図ったが、そのコルデロが無安打。守備でも3回にミスするなど機能しなかった。チームも無得点と課題の貧打が解消せず、厳しい船出となった。

 ▼今井 先取点を与えてしまったことがすべてだと思います。2点で粘りたかったところ、ストライクを取りにいった甘い球をホームランにされてしまいました。打者一人、ひとり、振り返ったらはっきりと良くなかったです。その中でもイニング以上に三振を奪うことができたので、そこは継続していきたいです。ゲームを優位に進めるためには、先取点がとても大きいと思うので、チームが先取点を取るまで我慢強く投げるように修正していきたいです。

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