オリ打線「完全」食らった朗希から意地の6安打 初球安打の福田「力を抜いていった」

2022年04月25日 05:30

野球

オリ打線「完全」食らった朗希から意地の6安打 初球安打の福田「力を抜いていった」
<オ・ロ>初回 無死 佐々木朗から右前打を放つ福田(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   オリックス3ー6ロッテ ( 2022年4月24日    京セラD )】 1球で止めた。初回先頭。オリックス・福田は初球159キロを右前へ鋭いゴロで打ち返した。「ファーストストライクを狙っていて、だいたいストレートだろうなと。速くタイミングを取って、力を抜いていった」。佐々木朗の完全投球を17イニングで止め、紅林の内野安打で1死一、二塁。吉田正の左前打では福田が本塁憤死も、いきなり3安打を浴びせた。
 2回は杉本が右前打。0―3の5回は安達の右前打を足がかりに1死満塁とし、紅林の投ゴロ併殺の間に1点を返し、連続無失点も22イニングで止めた。さらに吉田正が159キロを左中間へ二塁打し、2点目。「より、いっそうコンパクトに、最短でいきました」。この回で佐々木朗を降板させた。

 前回10日の対戦では完全試合を許し、13連続を含む19三振を奪われた。打撃コーチからバットを「ふた握り短く」の指示が出て、試合前は室内で超速の打撃用マシンで全員が目慣らしして挑んだ。6安打は全て直球打ち。許した三振も4つだけ。成果はあった。

 前回3打席3三振の福田は「風の強いZOZOよりもドームはフォークの落差がないとみんなで話していた」と証言し、同じく前回3三振の吉田正は「福田選手がいきなりいけるという雰囲気にしてくれた」とチーム一丸を強調。試合には惜しくも敗れたが、オリックスの意地を十分に見せた一戦だった。(畑野 理之)

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