阪神・小幡 プロ4年目194打席目で待望1号!「僕自身も驚きました」

2022年04月25日 05:30

野球

阪神・小幡 プロ4年目194打席目で待望1号!「僕自身も驚きました」
<ヤ・神>7回2死二塁、小幡は右越え2ランを放つ(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神11-3ヤクルト ( 2022年4月24日    神宮 )】 阪神・小幡は代打出場からもらった2打席目を生かした。7回2死二塁。大下の初球直球を右翼席へ。4年目通算194打席目で待望のプロ1号が飛び出した。
 「外野の守備位置が前に来ていたのが分かったので、思い切り振り抜きました。(本塁打は)見ている方々は非常に驚いたと思いますが、僕自身も驚きました」

 7―2から9―2へ突き放し、開幕戦の8得点を上回る今季最多得点へ引き上げた。ベンチでは矢野監督から初めて虎メダルを首にかけられた。今季から“贈呈役”を坂本から引き継ぎ、もらう側は初めての感触。満面の笑みでかみしめた。

 15日からの巨人3連戦では光る二塁守備で初のカード勝ち越しに貢献しながら、横浜と神宮を転戦した今回の1週間はすべて先発を外れた。打ち合いを想定した布陣だったからだ。代打で送り出された6回は空振り三振。7打席無安打に伸びた後、打撃でも、やっと存在感を示した。

 “守備の人”と呼ばれることは内心複雑だ。「打撃でもやれることを見せたい」。広島・小園、ロッテ・藤原らが攻守で活躍する同世代も刺激。レギュラー奪取には「打撃で結果を残さないといけない」と昨季から試行錯誤に努めてきた。今も改良途上で、近本にタイミングの取り方で助言を仰ぐなど貪欲な姿勢が結果に結びついた。

 故郷・大分の実家でテレビ観戦していた母・能夫子(のぶこ)さんを「プロの間に1本、出ればいいと思っていた。うれしい」と喜ばせ、戻ってきた記念球は「ホームランはめったにないので自分で大切にします」と持ち帰った。26日からは再び本拠地・甲子園で中日3連戦。先発復帰への“資格”は得た。(長谷川 凡記)

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