一礼し、心の中で“お願いします” 快投でも、苦投でも、阪神・才木が欠かさない儀式

2022年08月22日 07:10

野球

一礼し、心の中で“お願いします” 快投でも、苦投でも、阪神・才木が欠かさない儀式
<巨・神>今季3勝目をあげ、ファンの声援に応える才木(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神6―1巨人 ( 2022年8月21日    東京D )】 【記者フリートーク】球審から白球を受け取ると、マウンド後方の土と人工芝の境目に立って背筋を伸ばす。帽子を取って小さく一礼しながら、心の中で“お願いします”とつぶやくそうだ。阪神・才木が高校時代から続けるイニングごとに行うルーティンだ。
 「高校の時から、ずっとやっています。マウンドに“お願いします”って感じで」。須磨翔風時代に先輩がやっているのをまねて始めた。初回、2回、3回…快投でも苦投でも…どんな時も、心をフラットにする儀式だ。

 トミー・ジョン手術から復帰し、1148日ぶりのマウンドとなった7月3日の中日戦。特別な登板でもマウンドで一礼すると、胸の高まりは自然と収まった。「一連の動作は癖づいてる。それをいつも通りにできた。思ったより緊張しなくて、なんかいけるなと」

 理想は9度、頭を上げてマウンドを守り切ることだ。一礼から背番号35の“舞い”は始まる。(阪神担当・遠藤 礼)

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