【甲子園】89年仙台育英で準Vの大越基さん 母校の優勝に「うらやましい。悔しいというか不思議な感覚」

2022年08月22日 17:28

野球

【甲子園】89年仙台育英で準Vの大越基さん 母校の優勝に「うらやましい。悔しいというか不思議な感覚」
仙台育英・大越基 Photo By スポニチ
 【第104回全国高校野球選手権大会・決勝   仙台育英8ー1下関国際 ( 2022年8月22日    甲子園 )】 初めて決勝に進んだ1915年の秋田中に始まり、東北勢の春夏通算13度目の決勝進出で達成した悲願。過去に決勝で敗れた元球児たちが当時を振り返りつつ、初制覇を喜んだ。1989年夏、仙台育英のエースとして、帝京(東京)との初の決勝に臨み、0─2で敗れて惜しくも準Vに終わった現早鞆(山口)監督の大越基さん(51)。あれから23年。母校の悲願の初優勝にメッセージを寄せた。
 仙台育英と下関国際の決勝は不思議な感覚ですよね。(現在は下関市の早鞆で監督を務めており)うらやましい。悔しいというか不思議な感覚でした。

 最近の東北勢は強いし、堂々と野球をしている印象があります。いろんな県からも来ているし、そこに東北の選手が融合しているから選手のバランスが良くなったんじゃないですか。ここ最近、準優勝が多くて東北地方の指導者の方々が“俺が最初に優勝する”とお互いが切磋琢磨(せっさたくま)している感じも見えますね。

 自分が甲子園で一番やりにくかったのは89年準々決勝の上宮戦。完全アウェーでした。上宮打線がチャンスをつくると球場がわーと盛り上がって、申し訳ないことをしている感じになるんですよね。

 決勝の帝京戦は私への拍手が凄かったので、めちゃくちゃやりやすかったです。4連投目で体が言うことをきかなくて、(試合開始から)3球全てボールだったんですよ。4球目ストライクが入ったら、拍手がめっちゃ凄かったんです。たった1球のストライクで。「よっしゃ」と思って、泣き言を言っていないで、ちゃんとやってみようと思って。そうしたら、あんなピッチング(10回2失点)ができた感じです。

 自分は12年の選抜に監督として出場しました。あと1回は出られるように頑張ります。

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