セ最優秀バッテリー賞の阪神・青柳&梅野 球団17年ぶりの受賞!息の合った投球でAクラス入りに貢献

2022年10月19日 05:00

野球

セ最優秀バッテリー賞の阪神・青柳&梅野 球団17年ぶりの受賞!息の合った投球でAクラス入りに貢献
阪神・青柳(左)と梅野(撮影・大森寛明) Photo By スポニチ
 スポーツニッポン新聞社が制定する「2022年度プロ野球最優秀バッテリー賞 powered by DAZN」の選考委員会は18日、パ・リーグは山本由伸投手(24)―若月健矢捕手(27)、セ・リーグは青柳晃洋投手(28)―梅野隆太郎捕手(31)を選んだと発表した。オリックスの山本―若月のバッテリーは2年連続2度目、阪神バッテリーの受賞は17年ぶり3度目。4選手には賞金100万円が贈られる。
 セ・リーグ投手3冠の青柳に新たな勲章が加わった。梅野とのコンビで初受賞。「このような素晴らしい賞に選んでいただいて光栄に思う。月間賞もいただきましたが、年間賞を獲れたのはシーズンを通して投げ抜くことができたからだと思うので、大変うれしく思う」と喜びを語った。

 今季は24試合に先発して13勝4敗、防御率2・05の好成績を残し、昨年に続き最多勝、勝率第1位、最優秀防御率のタイトルを獲得。大黒柱としてチームを支え、開幕9連敗から巻き返してのAクラス入りに大きく貢献した。梅野とは10試合でコンビを組み、7勝2敗。同コンビでは月間賞を2度(3、4月度、5月度)受賞するなど、息の合った投球で結果を残した。

 阪神では05年の藤川球児―矢野輝弘のバッテリー以来、17年ぶりの受賞。エース右腕は「梅野さんには本当に引っ張ってもらった。昨年、梅野さんからこの賞を獲ったことがないという話を聞いて“来年一緒に獲れたらいいな”と言っていたので、実現できて良かった」と感慨を込めた。

 青柳とのコンビで初受賞した梅野は喜びを爆発させた。

 「初めて受賞できたので、めちゃくちゃうれしい。どの投手とでもうれしいですけど、青柳とはずっといろいろ話し合いながらやってきたので、2人で獲れて本当にうれしい」

 今季は80試合で先発マスクをかぶり、扇の要としてチームを支えてきた。青柳とは10試合でコンビを組み、右腕のシンカー、カットボール、スライダーなど、多彩な変化球を生かして巧みにリード。バッテリーを組んだ試合では防御率1・56に導くなど、好成績を後押しした。「この賞に恥じないよう、また選んでいただけるように、来年からも頑張っていきたい」。岡田新監督の下でも、さらなる飛躍を目指す。

<セ選考過程> 阪神の青柳―梅野がトップの9票を集めた。「青柳は負け数も少なく1人で貯金9。そのおかげでCSに出られた」と牛島和彦氏。捕手が梅野か坂本かが焦点となったが「100試合に出場し、坂本と比較して打撃力でも上回っている梅野を推す」(東尾修氏)などの声が多数を占めた。

 同じ阪神でも中継ぎの湯浅に票を入れた大野豊氏は「湯浅は梅野とのコンビで防御率0・00。盗塁は一度も企てられていない」。野村謙二郎氏は「個人的には伊藤将―梅野も面白い存在で迷う部分があった」。中畑清氏も「戸郷が最多勝で並んでいたら巨人バッテリーも考えた」とした。

 中村武志氏はリーグ連覇したヤクルトのマクガフ―中村に投票。「狭い神宮で年間を通して安定した投球を見せた。中村の貢献も大きいし、セ・リーグ屈指の捕手になった」とした。中村氏と同じ捕手出身の田淵幸一氏は「セ・パ各球団を見ても、柱となる扇の要、正捕手がなかなかいないのは寂しい」と12球団の捕手にさらなる奮起を求めていた。

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