大谷翔平 雄星から衝撃の自己最速192キロ打で敵地ファンも「ブー」から「ワオ」今季最長6連勝に貢献

2024年04月28日 06:55

野球

大谷翔平 雄星から衝撃の自己最速192キロ打で敵地ファンも「ブー」から「ワオ」今季最長6連勝に貢献
2回の第2打席で、ブルージェイズ・菊池から適時打を放つドジャース・大谷 Photo By スポニチ
 【インターリーグ   ドジャース4―2ブルージェイズ ( 2024年4月27日    トロント )】 ドジャースの大谷翔平投手(29)が27日(日本時間28日)、敵地でのブルージェイズ戦に「2番・DH」で先発出場。連日敵地ファンから大ブーイングを受ける中、第2打席は花巻東の先輩にあたる菊池雄星投手(32)から自己最速となる119.2マイル(約191.8キロ)の強烈な打球で右前適時打を放ち、2試合連続打点をマークした。菊池とは3打数1安打1打点だった。大谷は5打数1安打1打点で、4―2で勝利したチームは今季最長を更新する6連勝とした。
 初回の第1打席は無死三塁で二ゴロに倒れたが、第2打席も再び好機でめぐってきた。2―0とリードを広げた2回2死一、三塁。大谷はカウント2―2から5球目の98マイル(約157.7)キロを完璧に捉えると、119.2マイル(約191.8キロ)の強烈な打球で一、二塁間を破り、チーム3点目となる打点を挙げた。打球速度119.2マイルは自己最速、ドジャース史上でも最速で、今季のここまでのMLB全体でも最速となった。

 大リーグ公式サイトは「ドジャースのスーパースター、大谷翔平がバッターボックスに入るたびに、その場にいたすべての人を感動させる何かをやってのける。土曜日、日本人左腕・菊池雄星との第2打席で、大谷はまたもやそれをやってのけた。大谷が2-2のフォーシームをコンタクトした瞬間、ロジャース・センターの観衆からワオという声がこだました」と球場の様子を伝えた。

 大谷と菊池の過去の通算成績は20打数6安打で打率.300、3本塁打、1四球、6三振。大谷は26日の試合後に菊地との対戦に向けて「もう結構打席はやっている。でも、毎年毎年そんなに数があるわけではない。去年も言いましたけど、僕らももちろん大事ですけど、学校(花巻東)も教えてもらった先生方もそうですけど、そういう方にとっての方が楽しみじゃないかと思います」と話していた。

 両者にとっても因縁があった。大谷がFA交渉していた昨オフ、一部の米メディアが「大谷は飛行機でトロントへ」「今日にも決断」などと報じ、大谷の移籍先を巡って情報が錯綜(さくそう)。さらに「菊池がトロントの球場近くにある高級寿司レストランを予約。50人分」との真偽不明の情報も出回るなど、大騒ぎになった。

 このFA騒動をめぐって、26日のブルージェイズとの初戦では敵地ファンから大ブーイングを受けた。スタメン発表の際にや打席に入った際に洗礼を浴びたが、それでも初回に7号ソロ。ロバーツ監督には「並んだぞ」と伝えたことを明かし「今のところそこを目標に頑張っているので、明日はまた打てるように頑張ります」と記録更新へ意欲。相手ファンからの大ブーイングには「僕がブルージェイズのファンだったらブーイングすると思いますし、そこもスポーツの一環だと思います」と大人の対応を見せていた。

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