因縁の敵将 ドジャース・大谷翔平との談笑内容明かす わだかまりは?再ラブコール?菊池から打つのか?

2024年04月28日 03:30

野球

因縁の敵将 ドジャース・大谷翔平との談笑内容明かす わだかまりは?再ラブコール?菊池から打つのか?
<ブルージェイズ・ドジャース>試合前、シュナイダー監督(右)と談笑する大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 ドジャースの大谷翔平投手(29)が27日(日本時間28日)、敵地でのブルージェイズ戦前に、ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督と談笑をした。
 大谷はこの日の試合開始3時間ほど前に、右翼の位置で約15分間のキャッチボールを行った。そこからベンチに引き揚げる際、敵の主砲であるゲレーロJrとハグをして挨拶した。

 さらに、ベンチ前ではシュナイダー監督と対面。会話が弾んだようで同監督が爆笑する一幕もあり、和やかな談笑を終えると、2人は最後に握手をかわした。

 その後、シュナイダー監督が取材に応じ、会話の内容について「彼はただ“Hi, how are you?(こんにちは、元気ですか)”と言ってきた。こちらは“頑張って(good luck)、お手柔らかに。ブーイングは申し訳ない”と返して、お互いに笑いあったんだ」と明かした。

 前日26日(同27日)の一戦では、スタメン発表の際には敵地ファンから大ブーイング。第1打席で7号先制ソロを放ち、ダイヤモンドを一周する際にも敵地ファンからまたも大ブーイングを浴びた。大谷はブーイングに関して「びっくりはしなかったです」といたずらっぽく笑い、「ドジャースに決めた時も言いましたけど、行ける球団は1つ。僕的には声をかけてもらった球団には感謝しかないです。ファンの人がどう思っているかは置いておいて、僕としてはファンの人も含めて感謝しかないと思います」と説明していた。

 また『もうわだかまりはない?』と問われた同監督は「もともとわだかまりはないよ。彼は何も悪いことはしていない。ただ、うちのチームを選ばなかったというだけ」と胸中を明かし、さらに『帽子は返してもらったのか?』との質問には「いや、まだどこかに持っていてくれるといい。まだ(キャリアが)何年も残っているから、ここにくることもあるかもしれない(笑)。(会話は)ただキャッチアップしていただけだ」と笑いながら説明した。

 ブルージェイズは昨年オフのFAの際に、移籍候補の1つに挙げられていた因縁の相手。FA交渉中だった昨年12月には一部米メディアが「大谷がトロント行きの飛行機に乗った」と誤報して騒動になった。それ以来初めての正真正銘のトロント入り。現地紙には、シュナイダー監督の「彼が交渉の後に持っていったブルージェイズの帽子を返してほしい」という冗談交じりのコメントも掲載するなど、大谷のトロント入りは注目を集めていた。

 さらに談笑の中では、大谷がスイングするジェスチャーがあり、シュナイダー監督も思わず笑ってしまう一幕もあった。この様子について同監督は「クレイトン・マッカラー(一緒に話していたコーチ)は今日、彼は単打しか打たないと話していた。それはいいプランだと話したら、チェンジアップを狙って単打を打つつもりだ、本塁打じゃなく単打だと」とジョークを明かしていた。

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